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  1. 西尾市議会 1998-09-16
    1998-09-16 平成9年度決算特別委員会(第3日目) 本文


    取得元: 西尾市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-25
    西尾市議会 会議録の閲覧と検索 検索のやり直し 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 1998-09-16: 平成9年度決算特別委員会(第3日目) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 別画面表示ツール ツール 印刷表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 行ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 145 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  ◯委員長岩瀬政明君) 選択 2 :  ◯委員長岩瀬政明君) 選択 3 :  ◯委員長岩瀬政明君) 選択 4 :  ◯代表監査委員 選択 5 :  ◯委員長岩瀬政明君) 選択 6 :  ◯経済環境部長 選択 7 :  ◯委員長岩瀬政明君) 選択 8 :  ◯委員(広中利臣君) 選択 9 :  ◯農林水産課主幹 選択 10 :  ◯委員(広中利臣君) 選択 11 :  ◯農林水産課主幹 選択 12 :  ◯委員(広中利臣君) 選択 13 :  ◯農林水産課主幹 選択 14 :  ◯委員(牧野勝子君) 選択 15 :  ◯農林水産課主幹 選択 16 :  ◯委員(牧野勝子君) 選択 17 :  ◯委員長岩瀬政明君) 選択 18 :  ◯委員長岩瀬政明君) 選択 19 :  ◯代表監査委員 選択 20 :  ◯委員長岩瀬政明君) 選択 21 :  ◯福祉部長 選択 22 :  ◯委員長岩瀬政明君) 選択 23 :  ◯委員(岡田隆司君) 選択 24 :  ◯保険年金課長 選択 25 :  ◯委員長岩瀬政明君) 選択 26 :  ◯委員長岩瀬政明君) 選択 27 :  ◯保険年金課長 選択 28 :  ◯委員(岡田隆司君) 選択 29 :  ◯保険年金課長 選択 30 :  ◯委員(岡田隆司君) 選択 31 :  ◯保険年金課長 選択 32 :  ◯委員(岡田隆司君) 選択 33 :  ◯保険年金課長 選択 34 :  ◯委員(岡田隆司君) 選択 35 :  ◯保険年金課長 選択 36 :  ◯委員(岡田隆司君) 選択 37 :  ◯委員(広中利臣君) 選択 38 :  ◯保険年金課長 選択 39 :  ◯委員(広中利臣君) 選択 40 :  ◯保険年金課長 選択 41 :  ◯委員(広中利臣君) 選択 42 :  ◯保険年金課長 選択 43 :  ◯委員(牧野勝子君) 選択 44 :  ◯市長 選択 45 :  ◯委員(牧野勝子君) 選択 46 :  ◯保険年金課長 選択 47 :  ◯委員(牧野勝子君) 選択 48 :  ◯市長 選択 49 :  ◯委員長岩瀬政明君) 選択 50 :  ◯委員長岩瀬政明君) 選択 51 :  ◯保険年金課長 選択 52 :  ◯委員(牧野勝子君) 選択 53 :  ◯市長 選択 54 :  ◯委員長岩瀬政明君) 選択 55 :  ◯委員長岩瀬政明君) 選択 56 :  ◯委員長岩瀬政明君) 選択 57 :  ◯代表監査委員 選択 58 :  ◯委員長岩瀬政明君) 選択 59 :  ◯都市開発部長 選択 60 :  ◯委員長岩瀬政明君) 選択 61 :  ◯委員(広中利臣君) 選択 62 :  ◯下水道課長 選択 63 :  ◯委員(広中利臣君) 選択 64 :  ◯委員長岩瀬政明君) 選択 65 :  ◯委員長岩瀬政明君) 選択 66 :  ◯委員(広中利臣君) 選択 67 :  ◯下水道課長 選択 68 :  ◯委員(広中利臣君) 選択 69 :  ◯下水道課長 選択 70 :  ◯委員(広中利臣君) 選択 71 :  ◯下水道課長 選択 72 :  ◯市長 選択 73 :  ◯委員(広中利臣君) 選択 74 :  ◯下水道課長 選択 75 :  ◯委員(広中利臣君) 選択 76 :  ◯下水道課長 選択 77 :  ◯委員(深津博也君) 選択 78 :  ◯下水道課長 選択 79 :  ◯委員(藤村喜代治君) 選択 80 :  ◯下水道課長 選択 81 :  ◯委員(牧野勝子君) 選択 82 :  ◯下水道課長 選択 83 :  ◯委員(牧野勝子君) 選択 84 :  ◯下水道課長 選択 85 :  ◯委員(牧野勝子君) 選択 86 :  ◯下水道課長 選択 87 :  ◯委員(牧野勝子君) 選択 88 :  ◯下水道課長 選択 89 :  ◯委員(牧野勝子君) 選択 90 :  ◯下水道課長 選択 91 :  ◯委員長岩瀬政明君) 選択 92 :  ◯委員長岩瀬政明君) 選択 93 :  ◯委員長岩瀬政明君) 選択 94 :  ◯代表監査委員 選択 95 :  ◯委員長岩瀬政明君) 選択 96 :  ◯福祉部長 選択 97 :  ◯委員長岩瀬政明君) 選択 98 :  ◯委員(広中利臣君) 選択 99 :  ◯保険年金課長 選択 100 :  ◯委員(牧野勝子君) 選択 101 :  ◯保険年金課長 選択 102 :  ◯委員長岩瀬政明君) 選択 103 :  ◯委員長岩瀬政明君) 選択 104 :  ◯代表監査委員 選択 105 :  ◯委員長岩瀬政明君) 選択 106 :  ◯都市開発部長 選択 107 :  ◯委員長岩瀬政明君) 選択 108 :  ◯委員(牧野勝子君) 選択 109 :  ◯下水道課長 選択 110 :  ◯委員(広中利臣君) 選択 111 :  ◯下水道課長 選択 112 :  ◯委員(牧野勝子君) 選択 113 :  ◯下水道課長 選択 114 :  ◯委員長岩瀬政明君) 選択 115 :  ◯委員長岩瀬政明君) 選択 116 :  ◯代表監査委員 選択 117 :  ◯委員長岩瀬政明君) 選択 118 :  ◯市民病院事務部長 選択 119 :  ◯委員長岩瀬政明君) 選択 120 :  ◯委員長岩瀬政明君) 選択 121 :  ◯委員(河合良介君) 選択 122 :  ◯市民病院医事課長 選択 123 :  ◯委員(河合良介君) 選択 124 :  ◯市民病院医事課長 選択 125 :  ◯市民病院管理課長 選択 126 :  ◯委員(河合良介君) 選択 127 :  ◯委員(松崎秀実君) 選択 128 :  ◯市民病院医事課長 選択 129 :  ◯委員(松崎秀実君) 選択 130 :  ◯市民病院医事課長 選択 131 :  ◯委員(吉田美野留君) 選択 132 :  ◯市民病院管理課長 選択 133 :  ◯委員(広中利臣君) 選択 134 :  ◯市民病院管理課長 選択 135 :  ◯委員(牧野勝子君) 選択 136 :  ◯市民病院管理課長 選択 137 :  ◯市民病院医事課長 選択 138 :  ◯委員(牧野勝子君) 選択 139 :  ◯市民病院医事課長 選択 140 :  ◯市民病院事務部長 選択 141 :  ◯委員(牧野勝子君) 選択 142 :  ◯市民病院事務部長 選択 143 :  ◯市民病院管理課長 選択 144 :  ◯委員長岩瀬政明君) 選択 145 :  ◯委員長岩瀬政明君) ↑ ページの先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1 ◎ 開会・議事の件について ◯委員長岩瀬政明君) 出席者全員ですので、これより委員会を開会いたします。        ───────────────────────── 2 ◯委員長岩瀬政明君) 本日、審査をいただく案件は6件であります。これより議案付託表の順序により会議を行います。        ────────────○──────────── 3 ◯委員長岩瀬政明君) 第1 認定第2号 平成9年度西尾市と畜場事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。  まず、本案についての総括的な意見を求めます。代表監査委員。 4 ◯代表監査委員 ただいま議題となりました認定第2号 平成9年度西尾市と畜場事業特別会計歳入歳出決算について、監査委員を代表して審査の結果をご報告いたします。  本特別会計の決算審査は、平成10年6月29日から同年8月7日までの期間に、決算書及び証書類その他政令で定める書類を関係諸帳簿と照合するとともに、担当課より参考資料の提示及び説明を求め、例月出納検査及び定期監査の結果をも参考にして審査を実施しましたが、本特別会計の決算書及び附属書類はいずれも関係法令に準拠して作成されており、決算は正確であると認めました。  以上で報告を終わります。 5 ◯委員長岩瀬政明君) 次に、説明を求めます。経済環境部長。 6 ◯経済環境部長 それでは認定第2号 平成9年度西尾市と畜場事業特別会計歳入歳出決算の認定について、ご説明を申し上げます。  平成9年度と畜場事業特別会計の決算額は、歳入総額 2,414万 2,633円、歳出総額が 2,201万 3,234円となり、歳入歳出の差引残額は 212万 9,399円となりました。  なお、と畜場の使用頭数は、豚が1万 3,540頭、牛が 111頭及び子牛3頭の計1万 3,654頭であります。これは前年度と比較しまして 383頭の減少であります。  このと畜場の運営は、西尾食肉商業協同組合へ業務委託をしており、委託費はと畜場使用料から消費税相当分を除いた金額を充てております。  業務委託は、昭和58年度から行われているものであり、この間、受託者の西尾食肉商業協同組合のご努力により、と畜場の運営が行われているところであります。  委託費のほか、工事費に多くの支出がありますが、これはO- 157問題にかかわると畜場法施行令の改正に伴う改善事業並びに施設老朽化による改修修繕事業が主なものであり、作業の安全、効率化及び環境保全の面から、必要に応じ最小限の施設改善を図っているところであります。
     それでは、決算書の事項別明細書に基づきご説明を申し上げます。 268ページをごらんください。  まず、歳入の1款使用料及び手数料 1,345万 6,670円は、さきに申し上げました豚、牛の使用料であります。前年度比 3.1%の減となりました。  2款繰入金 912万 6,000円は一般会計からの繰入金で、主に施設整備改善並びに維持経費に充当をいたしました。  3款繰越金 155万 8,924円は、前年度からの繰越金であります。  次に、4款諸収入 1,039円は預金利子であります。  以上、歳入合計は 2,414万 2,633円であります。  次に、歳出についてご説明を申し上げます。 270ページをごらんください。  1款1項1目12節役務費は1万 1,826円で、これは施設の火災保険料であります。  2目の事業費は 510万 7,275円で、この内訳は15節の工事請負費として 499万 8,285円と、18節の備品購入費10万 8,990円であります。  工事費の主なものは、冷却塔の取替工事費99万 6,975円、消毒踏込槽改修工事費90万 3,000円、O-157対策における高温洗浄機器設置工事費59万 4,610円などであります。  備品費としては、衛生管理向上のための水質検査器及び豚電殺器の購入費であります。  次に、2項1目11節需用費は 171万 4,983円で、公共下水道使用料であります。それから、13節委託料 1,317万 9,150円は、西尾食肉商業協同組合への委託費であります。19節負担金 200万円は、豚の皮剥機導入に伴うリース事業負担分であり、平成13年度まで継続されるものであります。  以上、歳出合計は 2,201万 3,234円であります。  以上で、平成9年度西尾市と畜場事業特別会計の説明を終わります。よろしくご審議の上、認定いただきますようお願い申し上げます。 7 ◯委員長岩瀬政明君) 説明は終わりました。ご質疑を願います。 8 ◯委員(広中利臣君) それでは、2点お伺いをしたいと思います。  成果説明書の 165ページの事業の概要で、単価につきましては昨年もご説明があったんですけれども、周辺との単価の比較等で、それぞれ頭数が減っております。今もご説明があったとおりなんですけれども、その減っているのが単価と関係があるのか、もしくは影響がほかにどのようにあるのか、ご説明をお願いしたいと思います。  それから、もう1点、同じく成果説明書の 166ページ、2目事業費、浄化槽機器修繕工事の53万 9,700円ですけれども、昨年もと畜場の浄化槽機器修繕工事90万 5,000円を使ってみえるわけですけれども、どのような工事をされたのか、お伺いをしたいと思います。 9 ◯農林水産課主幹 成果説明書 165ページでございます。単価について、周辺のと畜場との比較でございますが、周辺は岡崎市、半田市、豊田市、この三市があります。岡崎市につきましては、牛が 2,550円、豚・子牛が 1,120円、それから冷蔵庫使用料で牛が 160円、豚・子牛が90円でございます。半田市は、牛が 2,520円、豚・子牛で 890円、冷蔵庫使用料として牛が 300円、豚・子牛が 150円。豊田市は、牛が 2,700円、豚・子牛が 900円、冷蔵庫使用料として牛が 300円、豚・子牛が 150円でございます。  西尾市のと畜場の使用料でございますけれども、この平成10年度から消費税の関係もございまして、牛が 2,200円、豚・子牛は 890円と改正させていただいております。こういう中身から、この使用料に関しましてと畜場の使用頭数が減少したというふうな意味合いは考えられないものと思います。養豚農家の減少や食肉流通の形態の変化が原因だと思われますので、よろしくお願いいたします。  それから、成果説明書の 166ページです。事業費の浄化槽機器修繕工事の関係でございますけれども、浄化槽機器は汚水を固液分離いたしまして、曝気をかけまして浄化して排水するまでのシステムの全体を指しております。これらの修繕に関しましては、浄化槽を正常に機能させるために毎月2回の保安点検を実施しておりまして、修繕箇所をチェックして、その検討をした結果、随時行っているものでございます。  平成9年度につきましての53万 9,700円でございますが、原水、もとの一番汚れている水ですが、これをくみ上げるポンプ、それを調整するポンプ、これらの分解修繕工事を行っております。平成8年度の90万 5,000円につきましては、曝気ブロアーの改修工事と、先ほど申しました原水並びに調整ポンプの配管工事、それから原水槽の清掃を行っております、この90万 5,000円でございます。 10 ◯委員(広中利臣君) それでは、もう1点お伺いをしたいと思います。  成果説明書の 166ページの歳出、1款と畜場費、2項事業運営費の1目事業費のと畜場運営事業の中で、下水道使用料が昨年より若干上がっています。これは、と畜場に下水道が途中から接続したせいで、昨年は少し少なかったのかなあと思うんですけれども、そうなのかどうなのかをご説明をお願いしたいと思います。 11 ◯農林水産課主幹 下水道使用料は、平成4年度から供用させていただいております。使用頭数は約4%ほど減少をしているわけでございますけれども、おおむね使用頭数に比例して下水道使用料が推移しているのが現状でございます。しかしながら、平成9年度からと畜場法の施行令が改正になりまして、この部分が衛生システムの大幅な改善でございます。作業工程のチェックが非常に厳重になっております。そのために洗浄機器への活用や熱湯消毒の徹底など、非常に幅広い洗浄が行われることによりまして下水道の使用料が増加したものと思われます。 12 ◯委員(広中利臣君) 今のご説明で、大分水を使うようになったということ、特にこれはO-157対策でも対応されるということで理解をしていいのでしょうか。 13 ◯農林水産課主幹 法改正は、O-157問題に限ってはおりません。O-157がそこに由来していると断定されたものではございませんので、その機会をという意味で法改正がなされたものと思われます。 14 ◯委員(牧野勝子君) では、3点ほどお尋ねをいたします。  この決算書を見てまいりますと歳入全体の中で、使用料のほかに 1,100万円ほど西尾市でおおよそ負担をしております。それで、市外の方から持ち込まれた家畜も処理がされているわけで、これは私の思案ですが、このと畜場の運営は県や広域で責任を持っていくというのが本来かなと思うわけですが、そうしますと若干よその市でここへ持ち込んできているところに案分して、いささかの負担を求めるという方向は平成9年度末ではお考えになっていないか。  それから、もう1つは、市外から持ち込まれるものの、大ざっぱでいいですが概算率はどのぐらいになるか。  それと、こういう老朽化した、そして広域的な意味のあるものを県の方の管理でつくっていただきたいという、いろいろなご意見は再三上げていらっしゃるというふうに聞いているわけですが、県の方のお答えが一体どういうふうになっているか、その3点をお尋ねします。 15 ◯農林水産課主幹 市外の業者がと畜場を利用するに関しまして、負担金の具合でございますけれども、と畜場の性格からいいまして、それからもともとと畜場が存在した理由の中に公共的なものがございます。公共施設ということで、近辺のと畜場の運営に関しましても、例えば市外のものは幾らというような規定をしているところはございませんので、よろしくお願いいたします。  それから、西尾市と市外の人の割合でございますが、おおむね西尾市の関係でいきますと60%で、残りの40%が市外という関係になります。これは頭数の概算でございますので、よろしくお願いいたします。  それから、県のと畜場のあり方に関しましての意見でございますが、県の構想はあくまで東西に1カ所ずつ、それから中央、中央といいますとこの西三河でございますが、西三河はサブセンターの構想がございます。このサブセンターといいますのは、と畜場の補助的な意味合いという意味で、はっきり申しますと現状ありますと畜場をできるだけ維持、管理せよと、こういう意味合いと我々は理解しております。ただし、なかなか現状ではと畜場も赤字経営でございますので、県の方へ要望をしておりまして、この構想の練り直しをお願いしている次第でございます。 16 ◯委員(牧野勝子君) 先ほど私が質疑しました中によその市の、ここで言えば40%の使用料を加算せよという意味ではなく、市の方から出捐をしてもらう、あるいは若干の拠出をしてもらうというようなことも、大分ケチな発想になってしまったかなと思うんですが、しかしいろんなものを持っている市がからげて責任を負うという体制も、これからどうかなというような気もしますので、考えてみてください。  質疑は、以上です。 17 ◯委員長岩瀬政明君) ほかに質疑もないようでありますから、これをもって質疑を終わります。  これより採決に入ります。  認定第2号は、原案のとおり認定することに賛成の諸君の挙手を願います。    (賛成者 挙手)  挙手全員であります。よって、認定第2号は、原案のとおり認定することに決定いたしました。        ────────────○──────────── 18 ◯委員長岩瀬政明君) 第2 認定第3号 平成9年度西尾市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。  まず、本案についての総括的な意見を求めます。代表監査委員。 19 ◯代表監査委員 ただいま議題となりました認定第3号 平成9年度西尾市国民健康保険特別会計歳入歳出決算について、監査委員を代表して審査の結果をご報告いたします。  本特別会計の決算審査は、平成10年6月29日から同年8月7日までの期間に、決算書及び証書類その他政令で定める書類を関係諸帳簿と照合するとともに、担当課より参考資料の提示及び説明を聴取し、出納検査及び定期監査の結果をも参考にして審査を実施しましたが、本特別会計の決算書及び附属書類は、いずれも関係法令に準拠して作成されており、決算は正確であると認めました。  しかし、国民健康保険税の収入状況を見ますと、収納率は82.3%と極めて低い上に、前年度より 2.2ポイントも低下しております。年々収納率が低下の一途をたどっている中で、本年度は特にこのように大きく低下しており、憂慮すべき問題であります。  また、不納欠損額も前年度の1.47倍に増加し、中でも時効完成によるものが2.97倍に増加しております。一般会計の際にも述べましたとおり、徴収事務の充実強化に努めるなど、関係職員の一層の努力を望むものであります。  なお、医療費についても年々増大しておりますが、伸びを抑制するための積極的な保健施設活動及び医療費の適正化が図られるよう期待するところであります。  以上で報告を終わります。 20 ◯委員長岩瀬政明君) 次に、説明を求めます。福祉部長。 21 ◯福祉部長 ただいま議題となりました認定第3号 平成9年度西尾市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、事業概要のご説明を申し上げます。  平成9年度の国保会計は、依然として医療費の増嵩が続くなど厳しい情勢の中で推移いたしましたが、結果といたしまして4億 7,580万 4,321円の繰越金をもって本会計を閉じることができました。  単年度収支におきましては1億 7,360万 3,146円の黒字となりました。この主な要因といたしましては、国民健康保険税等の増によるものです。  それでは、便宜上、歳出の方からご説明させていただきますので、決算書の 298ページをごらんください。  まず、1款総務費でありますが、これは職員11名分の人件費と賦課徴収に必要な経費で、総額1億 2,098万 8,619円で、前年度に比べ 2.0%の増となっております。  次に、 302ページの2款保険給付費でありますが、一般分と退職分を合わせた総額は38億 2,713万 6,050円であります。その内容は、成果説明書を参考にして申し上げたいと存じますので、恐れ入りますが成果説明書の 172ページをお開きください。  2款保険給付費、1項療養諸費、1目一般被保険者療養給付費の表の中で、9年度の欄をごらんください。  まず、受診率は一般分が 667.9%、つまり1人平均年間 6.7件医者にかかったということであります。次の老人分、これは70歳以上の方でありますが、年間15.7件、退職者等分、これは勤めをやめて年金をもらってみえる70歳未満の方と、その扶養家族でありますが11.9件、合計しますと年間平均 9.2件医者にかかったということでありまして、前年度に比べ 1.8%受診率がアップしております。  一方、費用額の面から見ますと、一番下の欄の1人当り一般分では、年間16万 5,683円、老人分は69万 8,753円、退職者等分は33万 6,011円、平均しますと1人当り29万 4,906円の医療費となっております。その結果、合計費用額は89億 586万 8,870円で、前年度に比べ 2.8%の増加であります。  次に、3目一般被保険者療養費の表ですが、これは柔道整復、はり、きゅう、コルセット代、付添看護料などですが、件数は1万 411件で 6.8%増、費用額は1億 2,435万 8,554円で10.4%の増加となっております。  続いて 174ページ、2項高額療養費、これは医療費の自己負担額が1カ月6万 3,600円、低所得者などの場合は3万 5,400円を超えた場合、そのオーバー分を国保で負担するものでありますが、合計で 3,618件、3億 3,411万 9,475円となっております。ちなみに費用額が1カ月80万円を超えたものは 289件で、最高は1カ月 485万 7,000円があります。このケースの場合、本来なら本人はその30%分 145万 7,000円を負担しなければなりませんが、この制度により本人負担は多数回数に該当しており3万 7,200円で済むことになります。  それでは、決算書 302ページに戻っていただきたいと存じます。  2款1項5目審査支払手数料は 749万 4,437円で、前年に比べ 9.4%の増となっております。   304ページの4項出産育児諸費、5項葬祭諸費でありますが、1件当り出産育児一時金は30万円、葬祭費は8万円の支給で、出産育児一時金は 194件で 5,820万円、葬祭費は 385件で 3,080万円でありました。6項結核医療付加金は99件で3万 1,210円でありました。  3款老人保健拠出金でありますが12億 2,888万 3,178円で、前年度に比べ 1.6%の減少となっております。  次に、4款共同事業拠出金でありますが、1件当り80万円以上の医療費支出について、県下の国保保険者がお互いに拠出金を出し合い高額医療の支出に対応するという制度で、この拠出金が 5,332万 8,419円であります。  続いて 308ページ、5款保健事業費は、啓発パンフレットや45、50、55歳の方を対象とした国保人間ドック、歯科健診の委託料等で 1,425万 1,906円となっております。  6款基金積立金は、国民健康保険財政の基盤の安定・強化のために 1,605万 6,058円の積み立てをいたしました。  7款諸支出金 512万 9,400円は、国保税の還付金等でございます。  以上、歳出合計は52億 6,577万 3,630円で、前年度に比べ 0.8%の増となっております。  続いて、歳入のご説明を申し上げますので、戻りまして 288ページをごらんいただきたいと存じます。  まず、1款国民健康保険税でございますが、調定額は32億 7,167万 8,317円で、これにかかる収入済額は26億 9,119万 9,967円で、収納率は 82.26%となっております。このうち、現年課税分の収納率は 93.74%と、県下では高い収納率を示しておりますが、今後も収納率の向上に一層努力しなければならないと考えております。  次に、2款使用料及び手数料でございますが、これは督促手数料で 5,350円で、前年度に比べ38.6%の減となっております。  次に、3款国庫支出金でございますが、1項1目事務費負担金は 205万 3,197円で32.0%の減であります。  次の、2目療養給付費等負担金15億 1,355万 6,959円は、歳出で申し上げましたように保険給付費の増加によるもので、前年度に比べ 2.8%の増となっております。   290ページ、2項国庫補助金、1目財政調整交付金ですが、これは保険者の経営努力に対して交付されるものであり、 8,938万 4,000円が交付されました。  4款療養給付費交付金6億 9,718万 4,883円は、退職者医療制度のための交付金で、社会保険診療報酬支払基金から交付されるものでございますが、前年度に比べ15.5%の増となっております。  5款県支出金は、福祉医療にかかる県補助金で、 3,239万 4,000円は前年度対比 5.9%の増となっております。  6款共同事業交付金は、歳出の方で申し上げましたように、1件80万円以上の高額医療費に対する交付金で、 6,881万 4,697円が国保連合会から交付されております。  7款財産収入は基金積立金の利息でありまして、 107万 3,058円であります。  8款繰入金3億 2,000万円は、前年度と同額となっております。これは4割・6割軽減費分が保険基盤安定繰入金として 8,383万 6,400円、職員給与費等繰入金として1億 1,113万 6,000円、出産育児一時金等繰入金として 4,300万円、財政安定化支援事業繰入金として 138万 9,000円、そのほか一般会計繰入金として 8,059万 8,600円が繰り入れされております。  次に、9款繰越金3億 220万 1,175円は、平成8年度から繰り越しされたものでございますが、前年度より24.3%の増となっております。  10款諸収入は 2,371万 665円で、前年度対比で29.8%の増となっており、通常の預金利子、交通事故にかかる第三者納付金などであります。  以上、歳入合計は57億 4,157万 7,951円となり、前年度に比べ 3.9%の増となっております。  以上で、平成9年度西尾市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の説明を終わります。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 22 ◯委員長岩瀬政明君) 説明は終わりました。ご質疑を願います。 23 ◯委員(岡田隆司君) それでは、若干の質疑をいたしたいと思います。  まず、成果説明書の 169ページです。1番の歳入歳出決算額の中で、歳出が予算に比べて91.4%ということで、大分低く決算されたわけでありまして、同時に差額が4億 7,000万円余り残ったというようなことで、財政的には非常にいい傾向だったわけでありますが、その辺が医療費の改定だとか、そのようなことの影響もあるのか、その辺の事情をまず第1点でお願いをしたいと思います。  それから、2番目に、先ほども監査委員さんの意見にもあったように、決算書の 288ページ、 289ページの保険税の収入未済額が5億 4,000万円余りあるわけですので、収納率も 82.26%ということで、県下では悪くない方なんだというただいま説明がありましたが、非常に大きな金額でありますので、この辺の事情。それから、対策をどうされたのか。当然、国保推進員という制度が効率的に稼働をしているということを伺っているわけですが、その辺も含めてお願いをしたいと思います。  それから、同時に 3,500万円余りの不納欠損額、この辺の事情もお尋ねをしたいと思います。  とりあえず3点、お願いしたいと思います。 24 ◯保険年金課長 まず、2点目からご説明をさせていただきたいと思いますが、5億 4,499万 8,510円の収入未済額の内容でございますが、収入未済額はご承知のように調定額より収入済額及び不納欠損額を差し引きました金額であります。一般被保険者分と退職被保険者分を合わせまして、現年度課税分は1億 7,577万 261円でございます。それと、滞納繰越分3億 6,922万 8,249円でありまして、前年度対比では現年課税分が17.7%、滞納繰越分が17.0%で、合計で17.2%の増となっております。  この理由でございますが、考えられますのは、1番目に景気の低迷、事業不振が 9.7%を占めております。その次が納税意欲の欠如、約束不履行などが59.1%、それから3点目が病弱等により働けない、所得が少ないというような理由が14.5%を占めております。それと、4点目が住所不定、行方不明などが 7.5%であります。  この収納対策でございますが、今後の収納対策といたしましては我々職員、国保推進員などの夜間訪問による納付指導を行ってまいりたいと考えております。それから、夜間催告電話も強力に行ってまいりたいと思っております。それから、窓口における税の還付などある方、例えば出産育児一時金などの支給者に対しましては、税の滞納分があればそれに充当していただくような納付指導を行ってまいりたいと考えております。  その次が、広報等による国保制度のあり方についてPRを今後とも続けていきたいというふうに考えております。それから、特に平成10年度におきましては、さらに保険証の更新時が8月31日で切れるわけでございまして、前年度以前のものが 100万円以上の滞納額がある者については、通常2年間でありますところを有効期間6カ月ということで、短期保険証を交付してまいりたいと考えておりますし、実施をしております。そして、滞納者に対しましては納税を強力に促してまいりたいと考えております。  その次に、不納欠損の問題でございますが、不納欠損額は時効分が 2,735万 2,530円ございまして、件数にいたしますと 1,117件ございました。それから、処分停止のものにつきましては 812万 7,310円ありまして、件数では 423件でございます。合計で 3,547万 9,840円、件数では 1,540件であります。  そして、時効の完成の理由でございますが、生活困窮によるもの、この方が 1,075件ございまして、率では96.3%を占めております。その次が、滞納者の住所、あるいは財産などが不明という項目で25件、率では 2.2%を占めております。3点目が、倒産等が 1.5%、合計いたしますと 1,117件でございます。  その次が、処分停止でございますが、この理由といたしましては同じでございますが、生活困窮者66件、率にいたしまして15.6%、滞納者の住所、財産が不明が 337件で79.7%、倒産等が20件で 4.7%、合計で 423件ございました。これは、地方税法等に基づく処分でございます。
     なお、この不納欠損につきましても税務当局と連携を密にいたしまして、徴税の公平を期するために慎重に不納欠損処分をしてまいりたいというふうに考えております。 25 ◯委員長岩瀬政明君) この際、暫時休憩いたします。                        午前10時59分 休憩                        ─────────                        午前11時11分 再開 26 ◯委員長岩瀬政明君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  答弁を求めます。 27 ◯保険年金課長 1点目のご答弁、先ほど失礼しました。  平成9年度歳入歳出差引残額4億 7,580万 4,321円につきましての理由でございますが、その額のうち3億 220万 1,175円は前年度からの繰越額で、平成9年度の単年度収入につきましては1億 7,360万 3,146円でありました。この歳入の中で85.4%を占めます国民健康保険税、療養給付費等負担金、療養給付費交付金が49億 194万 1,809円で、前年度より 3.4%の伸びに対しまして、歳出の中で96.0%を占めます保険給付費、老人保健拠出金が50億 5,601万 9,228円で、前年度より 1.2%しか伸びなかったのが主な原因であります。歳入全体で見ますれば、前年度対比 3.9%の伸びに対しまして、歳出全体の前年度対比は 0.8%の伸びにとどまっております。  以上が、理由でございます。 28 ◯委員(岡田隆司君) それでは、先ほど滞納繰越分の内訳のご説明があったわけでありますけれども、以前の決算委員会ではたしか経済的な理由と納税意欲の欠如、その他が大体3分の1ずつのような気がしたんですが、今回の答弁で、納税意欲の欠如が59.1%というような答弁があったと思うんですが、これは大変なことでありまして、本当に経済的な理由だとか、そういうことは減免だとか、いろいろ救済していく必要があると思うんですけれども、納税意欲の欠如が約6割もあるということは大変なことでありまして、本当に真面目な納税者が非常に不公平感を持つということになります。そして、近年は最高税額も52万円に上げたり、保険税の改定もしているわけですので、この辺もこういう方をもっと厳格に指導して収納していただきたいというふうに思うんですが、いろいろ努力されているんですけれども、これは対策を十分とっていただきたいと思います。  それから、 100万円以上の滞納をした人には6カ月の短期保険証という答弁があったんですが、この 100万円以上に該当する方が何人ぐらいあったのかお尋ねしたいと思います。  それから、 100万円以上となりますと最高額でも52万円だから2年以上、あるいは経済的な理由でもっと少ない人は3年、4年の滞納ではないかと思うんですが、その辺の事情もわかりましたらお願いをしたいと思います。  それから、先ほどもちょっと答弁があったんですが、高額療養費が80万円以上が 289件と、最高 485万円、前年度はたしか七、八百万円の最高だったと思うんですが、この辺は恐らく掌握しておられないと思うんですけれども、こういう未納者が療養費を使ったということが把握できたらお願いしたい。ちょっと無理かと思うんですが、把握できたらご答弁をいただきたいと思います。  それから、滞納分の約3億 6,000万円の中には、先ほどもちょっと聞きますと20年も滞納になっているというような状況があると思うんですね。そういう方はほとんど事実上は収納ができないと思うんですが、そういうのはなるべく収入未済額の方から消していくというようなことも当然考えられた方がいいと思うんです。実際は収納不可能なのが数字上は逆粉飾決算みたいなものでどんどん積み重なっていくものですから、その辺もどういうふうに考えていかれるのかお尋ねをしたいと思います。  とりあえず、以上お願いしたいと思います。 29 ◯保険年金課長 まず、1点目の滞納理由の納税意欲の欠如、先ほどこれらの理由によるものが59.1%と申し上げましたが、この納税意欲の欠如の中でもう少し具体的に申し上げますと、約束不履行といいますか、いつの日か納めますという約束をしておきながら、きょうはお金がないとか、あるいはきょうは都合が悪いということで約束が不履行という方が主な内容でございます。この方につきましても委員ご指摘のようにそのまま放置するということはできませんので、相手の事情もよく聞いて約束不履行にならないように新たに誓約書をとるなりしてしっかりやっていきたいと思います。  それから、2点目の 100万円以上の滞納者に対する短期保険証の交付の件でございますが、対象者は74名ございました。そして、本年8月6日から8月12日まで特別納税相談を設けまして実施したわけでございますが、通知を出してからすぐにみえて納付相談に応じた方が13名ございました。それから、先ほど申し上げたその期間中に納税相談に来庁されました方が17名、それから期間を過ぎてから9月11日までにみえた方が19名ございまして、9月11日現在保管している保険証を渡せないという方が74名中25名ございます。  ちなみに、この期間中に納税相談の通知を出しましたのは、 100万円以上はさることながら50万円、それから2年間未納という方も含めまして 284名に通知を出しております。その中で、事前に見えた方、あるいは期間中に見えた方合わせまして72名の方が相談に応じております。率にして25.4%でございます。  特別納税相談を税務課ともタイアップいたしまして実施したわけでございますが、その効果でございますが、納付金額につきましては86万10円でございます。そのうち、国保に関係する税額が63万 1,960円ございました。  参考でございますが、県下では短期保険証の交付実施市が平成9年度におきましては15市ございまして、平成10年度から6市ふえました。それから、西三八市におきましては平成9年度は2市ございましたけれども、平成10年度は当市を含めまして4市でございます。  それから、滞納の年度別で申し上げますが、一番古いのでございますと昭和50年からございます。その積み重ねが、現在滞納繰越額として累積をされております。  滞納額の最高額でございますが、国民健康保険税につきましては 294万 9,900円でございます。80万円以上の未納者で医者にかかった人は何件あるかというのは、ちょっと資料が見当たりませんので……。  それから、滞納者で3億 6,000万円ほどあるけれども、20年以上たっているがその処理の方法はということでございますが、先ほど申し上げましたように処分停止、あるいは時効などで誓約書もとりまして分納といったのがございますので、委員おっしゃるように処分停止をするというのは我々の判断でしっかりと行っておりますので、よろしくお願い申し上げます。 30 ◯委員(岡田隆司君) 大変努力されていることはわかりますが、今、最高額が 294万円の滞納だというようなことがあったんですが、この方が何年ぐらい滞納してこれだけの額になったのかということがまず1点です。  それから、短期保険証の件ですけれども、 100万円以上の74名の方が短期保険証の該当ということでありますけれども、これは正直言いますと50万円でも大変な支払い負担になると思うんですね。私ども50万円の借金ができると大変なんですが、今言った2年以上が 284名ですか、50万円にしたら倍増か3倍増になると思うんですが、そういうこともお考えになっていくのかどうか、その辺をお願いしたいと思います。 31 ◯保険年金課長 1点目の、最高額が何年間の積み重ねでなったかというご質疑だと思いますが、この方につきましては現在のところ交付要求をいたしておりまして、ご質疑のお答えにはなりませんが、累積の年度がちょっとわかりませんが、とにかく先ほど申し上げた額の滞納があるということでございます。  それから、2点目の 100万円以上を短期交付、あるいは50万円以上ということをお考えにならないかというご質疑でございますが、我々も50万円以上にするか、 100万円以上にするかということは慎重に考えたわけでございますが、初めての実施でございますので、当面 100万円で実施したわけでございますが、状況を考えまして、さらに引き下げるということも今後の検討に入れて考えたいと思いますので、お願いを申し上げます。 32 ◯委員(岡田隆司君) それでは、最後に1点、夜間訪問だとか、催告だとか、いろんな形で担当職員の方も大変努力をされてみえるわけでありますが、先ほどもちょっと言いました国保推進員が現在4名だとか6名だったと思うんですが、これだけで十分なのか、それをもう少し拡大して収納率を上げていくことをお考えにならないかどうか、その辺を1点お願いしたいと思います。 33 ◯保険年金課長 現在のところ4名でございますが、4名の方につきましては大変精力的に毎日動いていただいております。  ちなみに、平成9年度推進員の実績といたしましては、現年度滞納繰越分を含めまして 9,132万 400円という実績が出ました。  推進員の数でございますが、現在のところ4名でしっかりやっていただいておりますので、増員といったことは考えておりません。 34 ◯委員(岡田隆司君) 私は、本当に職員さんも推進員も非常に頑張ってもらっていると思うんです。4人で年間 9,100万円を収納できたということは、すごい効果があるんですね。恐らく4人の方はパート、臨時ですので、経費なども 1,000万円弱だと思うんですが、4人でこれだけ収納の効果が上がるわけですので、もっとふやしてそういうことをおやりにならないかということを私、これは将来検討でも結構ですが、そういう提案をしたいと思っておりますが、その辺についてお願いをしたいと思います。 35 ◯保険年金課長 これは大変難しい問題でありまして、職員、あるいは推進員が何人かいれば確かに滞納者宅へ回って接触ができるのは確かでございますが、なかなか接触しても支払っていただけないという事情もありますし、単なる保険推進員を多くすればたくさんの実績が上がるということも一概に言えませんので、今後十分検討してまいりたいというふうに思います。 36 ◯委員(岡田隆司君) 大変ありがとうございました。非常に努力していただいているということがよくわかりましたので、これで終わります。 37 ◯委員(広中利臣君) 今かなり詳しいご説明をいただきましたけれども、今の質疑によって報道されまして、滞納繰越がすごく多くなってしまっているということがわかって、正直に納税されている方の納税意識が低くなることをすごく懸念いたします。  そこで、お尋ねをしたいわけですけれども、1つは、国民健康保険の保険税の調定額等が出たわけなんですけれども、特に碧南市等に比べて高いのではないかという市民の意識があります。私も詳しい事情がわかりませんが、1世帯当りの額21万 4,257円、1人当りの額9万 3,021円と調定額があるわけですけれども、西三八市の中での比較をご説明いただきたいと思います。  それから、もう1点ですけれども、成果説明書の 174ページ、高額療養費が今ちょっと話題に上りました。この高額療養費につきましては、特にクモ膜化とか緊急で非常に脳外科等もすごくお金がかかるというのをお聞きしているんですけれども、平成9年度はちょっと増加しております。その理由が、絶対数がふえたのでそういう利用率もふえたためだと思うんですけれども、もう少し詳しい説明をお願いしたいと思います。 38 ◯保険年金課長 それでは1点目の、保険税の調定額1世帯当りと1人当りの関係でございますが、現年課税分で申し上げますが、国民健康保険税の1世帯当り調定額21万 4,257円は、西三八市におきましては第三位でございます。1人当り調定額につきましては9万 3,021円でございまして、第四位となっております。西三八市の平均調定額は、1世帯当りが19万 7,687円でございまして、1人当り調定額は9万 2,391円となっております。  なお、県下31市では1世帯当り調定額は第三位でございまして、1人当り調定額は第九位となっております。平均調定額では、1世帯当り18万 9,900円、1人当りにつきましては8万 9,557円となっております。  それから2点目の、成果説明書 174ページの高額療養費の平成9年度は前年度に対して増加しているが、その理由はということでございますが、まず件数の前年比との推移でございますが、一般分・退職分含めまして平成8年度は 3,573件でございます。平成9年度は 3,618件となっておりまして、1人当りの支給額は平成8年度は8万 6,707円、率にいたしますと 5.6%の増でございます。平成9年度は9万 2,349円で、 6.5%の増加でございます。  なお、高額療養費は平成8年度は3億 980万 3,664円でございまして、率にいたしますと 3.2%の増となっております。平成9年度におきましては3億 3,411万 9,475円でございまして、率にいたしますと 7.8%の増でございます。  その理由でございますが、医療技術の進展が大きな原因だろうというふうに考えております。 39 ◯委員(広中利臣君) 今説明がありまして、1世帯当りも、1人当りもかなり高いのではないかというふうに思うわけです。これから財政が逼迫してきますし、市民が西尾市に定住していこうと思う基準としましては、こういう国民健康保険の税率というか、金額も影響していくと思うんですね。西三八市の動きをよく見ながら調定額を見てこれからはやっていかなければいけないと思うんですけれども、その辺のお考えはどのようにお考えになってみえるのか。  それから、高額療養費につきましては、最高額はすごいお金を使ってみえるわけなんですけれども、今3カ月しか入院できないんですけれども、毎月そのようにお金をたくさん使ってみえる方を掌握してみえましたらお知らせいただきたいと思います。 40 ◯保険年金課長 1点目の税率と調定額の関係でございますが、もちろん西三八市につきましても参考といたしまして、当市におきます歳出面と歳入面をいろいろ考えなければならない問題でございますので、西三八市と当市におきます事情等を総合的に考えまして税率等の定めをしてまいりたいと考えております。  それから、高額療養費の最高額でございますが、昨年度は1カ月間におきましては 485万 7,610円の支払いでございまして、支払い額は 142万83円となっております。 41 ◯委員(広中利臣君) 今お尋ねしたのは、高額で使ってみえる方が連続して使ってみえるかどうか、調べてみえたらお知らせを願いたいということなんですけれども、調べてみえなかったらまた後でも結構ですけれども。 42 ◯保険年金課長 ちょっと資料がございませんので、お願いします。 43 ◯委員(牧野勝子君) それでは、少しお尋ねをいたします。  まず、私が議員になってもらっている決算書が平成3年からございましたけれども、たまたま国保の会計の推移を見るために、本当は平成元年ですとこの平成9年度までで9年ですので、もう1年前がよかったですが、きりがいいということで平成元年からの推移を見てみました。朝、資料をいただきましたので、ちょっと参考に話させていただいて市長さんのご意見を伺いたいと思いますが、これに対する質疑をいたします。  まず、一般会計の決算額が平成元年ですと 254億円ほどで、昨年までに 306億円になって、ここの伸びは20%であります。市税の収入が平成元年ですと 128億円ほどで、昨年は 184億円で、ここは 144%ぐらいになっております。それから、国保税の歳入の収入済額につきましては平成元年が39億 3,600万円ほどで、ことしが63億 2,200万円ほどで、これが 160%ぐらいになっております。その中で国保税額、市民がご負担なさる金額については、平成元年が17億 9,000万円、ことしが26億 9,000万円、ここの部分が 150%と、こういうふうになっております。  それから、もう1つ申し上げておきたいなあと思いますのは、市税の収入の中に占める国保税の割合は、平成元年が13.9%で、平成9年は 14.56%、平成9年の伸びについてさしたる数字ではないというふうに伸び方が認識されるかもわかりませんけれども、先ほど来問題になっております不納欠損、未済ね、この分が取られておりますので、これを入れますともっと数字的には悪い数値になるというふうに私は認識をするわけです。  それで、一般会計からの繰り入れについては、今当局者の方が私の問いたいことがよく数字として出てこないというふうにおっしゃるんですが、国保税額にはね返り、国保税額を引き下げるための一般会計繰り入れと、それから事務費、人件費分に充当するのとありまして、この数字がちょっと正確ではないんですが、平成元年が1億 900万円ぐらい、ことしが 8,000万円、ちょっとこれは不正確で、その点分類ができていないかもしれませんが、当局からいただいた数字はそういうことです。  こうやって見てみますと、西尾市の財政の伸びの中で占める国保の、とりわけ本人の負担率は上がってきていると思います。それに伴って未済がふえて、とりわけご存じのように応能・応益の割合が変わってきまして、その年度に収入があろうがなかろうが、固定資産税なんかがはね返って一定額均等割や平等割で取られる金額も上がってきていると、収入のない人も不況であろうと何であろうと定着して取っていける率が上がってきている、こういう状況がありますので、なかなか大変な状況だと思います。  それで市長さんに大変きつい言い方ですが、この前試算しましたように市長さんの場合だと年収が 2,000万円あっても47万円の共済掛金で、保険が健康を保持するためのことが守れるという状況で、この国保は傷病手当金もありませんし、収入がなくても固定資産税額や何かで一定割合がありますし、取られる分がこういう状況で大変なことです。しかも、基金の積み立てもやっております。これもちょっと私異議があるんですが、介護保険が第二国保と言われて、国保が悪いから第二国保にしてはいけないというふうになっているんですが、そういう点で市長さんがこの平成9年度中に国に向けて、厚生省などに向けて何か働きかけをなさっているか、またこういう現況を将来も展望してどういうふうにお考えになっているか、この点をお尋ねします。 44 ◯市長 ご指摘のように国保税に関しましては、今委員も言われたとおりでありますが、今市長会でも議論になっているのは、税の問題につきましては単独でそれぞれの自治体から意見を出すのではなくて、市長会でその税の問題で研究をしようと、そしてお互いに矛盾点をある程度論議をした上で、内容等々精査をして県の市長会、あるいは東海市長会、全国市長会、こういうものでその意見を出していこうと、こういうことが最近特に多くなってまいりました。  最近は、特にまた平成12年度からの介護保険制度のことにつきましては、ご承知のように医療圏の問題だとか、あるいはまた小さな自治体ですとお互いの矛盾が出まして大変でありますので、お互いに広域的に歩調を合わせたらどうだという話も出ておりますが、まだばらばらのような状況でありますので、そういった面を含めましてこれから詰めていきたいなあと、実はそう思っております。  西三八市の方においても、今ご承知のように大分内容も違っておりますが、若干八市の状況を見ながら進めてきているわけでありますが、これから特にこういう社会情勢でありますので、できるだけ単独自治体がそれぞれの、もちろん努力はしているわけでありますが、国に向かって、あるいはまた県に向かってそういう勉強会の中で意見を詰めてまいりたいと、こんなふうに思っておりますので、よろしくご理解をいただきたいと思います。 45 ◯委員(牧野勝子君) とりわけ、さっき広中さんもおっしゃいましたけれども、国の制度が大変いろいろなペナルティーを科してきていてやりにくい状況はありますが、だからといって市民にそれを転嫁していきますと、本当に憲法に保障されている健康を保持するのに、保険の制度ごとにものすごく負担金が違っちゃうわけですね。ですので、ここのところは本当にたくさんの市民がこのことに当てはまる人たちがいるわけですので、よく言いますが、法光寺の工業団地みたいに何社かではありませんので、ぜひ一回これはそういう方向で考え直していただけないかお尋ねをします。  それと、一生懸命努力していただいている中で評価します申請減免ですが、平成9年度中の件数等がわかりましたら影響額をお願いしたいと思います。  それから、基金の積み立ても単年度収支の考え方で言いますと、例えば高齢者の方はそんなものを積み立てていても、使われるまで生きているかどうかもわからないわけで、地方財政法からいっても国の指導そのものが私は誤っていると思いますが、そのことを市長さん、どういうふうな見解をお持ちになっていらっしゃるか。  それと、もう1点、一番聞きたいことですが、医療に関しては昨年の9月に医療制度の改正がされまして、医療費の変化を大枠でいいですので、後半と前半でもいいです、この推移がわかったら教えてください。 46 ◯保険年金課長 1点目の申請減免の関係でございますが、減免件数は 662件でございまして、減免額は 354万 4,900円でございます。  それと、基金の積み立てでございますが、現在のところ1億 2,160万44円でございます。これは利子を含めまして今累計で申し上げましたが、その額でございます。  それから、3点目の医療費が昨年9月に改正をしまして自己負担分が導入されたわけでございますが、これを導入されなかった8月と比較をして申し上げたいと思いますが、医療給付費につきましては、費用額におきまして 0.3%の減少でありまして、一部負担金につきましては35.4%の伸びとなっております。支給額におきましては 2.3%の減、これは医療給付費の関係です。  それから、医療費支給費の関係ですが、費用額につきましては前月比で申し上げますと 0.4%の減で、自己負担分につきましては36.1%の増、それから支給額につきましては 2.4%の減となっております。これを前年同月比で比較をいたしますと、医療給付費では費用額が 7.2%の増に対しまして、一部負担金は52.3%の増となっております。  それから、医療費支給費につきましては、費用額は 6.9%の増に対しまして一部負担金は53.1%の増となっております。 47 ◯委員(牧野勝子君) さっき基金のことについては積立金額をおっしゃったわけですが、私がお尋ねしましたのは黒字を出したり積み立てするのではなくて、市民に還元していく使い方の方が国保の性格からいってもいいのではないかと、こんなふうに思うわけですが、これに対しての見解を問いたいと思います。  それから、今の数字ですが、早い話、自己負担が一番最後では50何パーセントですか、要するに大変な負担の増になった割合だと思いますので、こういう数字になってきて国保の改定も、それから給付を受ける市民の皆さんも本当に医療に対して大変な状況があります。このことが読めてくると思います。とりわけ、今国民の上にいろいろのしかかってきております苦しみの一番根源は、年をとったときにみんな健康で医者にちゃんと行けるかという話で、新聞なんか読んでおりましても、私の友達でも、まず西尾市民病院に行きたいけどバスがなくなっちゃったわけです。タクシーを使うと何千円かかかる、医療費も今までの3倍ぐらいかかる、幾らいるか心配でずっと定期的に行っていたのをやめた、非常に悪かったところが悪くなって、とっても安心できないということを言っていらっしゃいまして、これは大変なことだと思います。そういう点で、市長さんぜひ強力に議会も頑張りますけれども、市長会の方でも国に向けて働きかけをしていただきたい。  それで、基金のことは担当課ではなくて市長さんのお考えが大きく影響すると思いますので、ご見解を問いたいと思います。 48 ◯市長 基金は、とり方によっては私は転ばぬ先のつえではないですが、あるものをある程度還元するということは当然なことでありますが、それは多少余裕があれば当然そんなことは考えていかなければいけないことでありますが、今厳しい状況であれば、いつ何どきどんな状況が起こるかわからない、そのときにはある程度若干の積み立てをしたときがあれば対応の仕方もできるわけでありますので、私はこういうときこそ基金というものは大事に積み立てる必要があろうと、こんなふうに思っておりますので、できるだけまた還元できるものは還元しなければいけないと思いますが、行政全般を眺めてみましても各議員さんからもご指摘がありますように、できるだけ基金というものは大事に、危険なときに戸惑うことよりも、その基金が少しでも利用できるようにと考えることが必要ではないかなと、こんなふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 49 ◯委員長岩瀬政明君) この際、暫時休憩いたします。                        午前11時56分 休憩                        ─────────                        午後1時01分 再開 50 ◯委員長岩瀬政明君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  答弁を願います。 51 ◯保険年金課長 午前中に牧野委員からご質疑がありました、平成9年9月から薬剤一部負担金の導入ということで、その影響額はというご質疑でございましたが、老人保健のことを申し上げてしまったので、大変ご無礼しました。国保の影響の関係を再度ご答弁申し上げます。  平成9年9月から薬剤一部負担金の導入によりましての影響額でございますが、療養給付費での状況では一部負担金の額は合計で申し上げますと平成8年度に比べまして 4.3%増加しておりまして、そのうち薬剤の一部負担金は 3,341万 6,430円でございまして、その額が増加額になります。薬剤一部負担金の割合は72.6%となっております。薬剤一部負担金の導入以降、9月から3月までの外来診療での状況は、1件当り一部負担金の額で 3,633円、そのうち薬剤一部負担金は 337円でございまして、1件当り個人が負担する額は薬剤一部負担金として今申し上げた 337円増加したことになります。 52 ◯委員(牧野勝子君) それでは、最後の質疑にしたいと思いますが、差し引きの金額で4億 7,000万円ほどあって、積立金も積み立てていって、未済が残っていくと、国保加入者からすると高い国保税を払わない、それがどんどん積み上がりつつ、しかも国保税が上がっていってしまうという大変矛盾した形になっておりまして、先ほど市長さんが一定積立基金も必要だということもおっしゃいましたけれども、熱を出している人はとりあえず熱を冷ますということを先にしないと、それ以上の体力をつけることをやる以前に病気の状態だったら病気を治すということをやらなければいけないと思いますので、そういう点から国保税の税額、またこれは平成9年度の次の今年度については上がっているわけですが、そのことも踏まえて市長さんが将来展望をどういうふうにお考えになっていらっしゃるかお聞きしたいと思います。 53 ◯市長 先ほどは私も各論と総論で話をしましたけれども、どちらにしても行政をやっている者としては、良識というものが一つのバロメーターでありまして、少しでも今おっしゃるように緊急な熱の出た場合は具体的に下げなければいけないのではないか、これは良識的な問題でありまして、そういった意味からいたしますとできるだけそういう柔軟な判断も考慮に入れながら、基本的には先ほど申し上げました姿勢で進んでいきたいと、こんなふうに思っております。よろしくお願いいたします。 54 ◯委員長岩瀬政明君) ほかに質疑もないようでありますから、これをもって質疑を終わります。  この際、暫時休憩いたします。                        午後1時31分 休憩                        ─────────                        午後1時36分 再開 55 ◯委員長岩瀬政明君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより採決に入ります。  認定第3号は、原案のとおり認定することに賛成の諸君の挙手を願います。    (賛成者 挙手)  挙手多数であります。よって、認定第3号は、原案のとおり認定することに決定いたしました。        ────────────○──────────── 56 ◯委員長岩瀬政明君) 第3 認定第4号 平成9年度西尾市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。  まず、本案についての総括的な意見を求めます。代表監査委員。 57 ◯代表監査委員 ただいま議題となりました認定第4号 平成9年度西尾市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算について、監査委員を代表して審査の結果をご報告いたします。  本特別会計の決算審査は、平成10年6月29日から同年8月7日までの期間に、決算書及び証書類その他政令で定める書類を関係諸帳簿と照合するとともに、担当課より参考資料の提示及び説明を聴取し、出納検査などの結果を参考にして審査を実施しましたが、本特別会計の決算書及び附属書類はいずれも関係法令に準拠して作成されており、決算は正確であると認めました。  なお、今後も供用開始区域内の普及率の向上に努められるよう望むものであります。  以上で報告を終わります。
    58 ◯委員長岩瀬政明君) 次に、説明を求めます。都市開発部長。 59 ◯都市開発部長 ただいま議題となりました認定第4号 平成9年度西尾市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、ご説明を申し上げます。  平成9年度の決算額は、決算審査意見書60ページにありますように、前年度に比較して、歳入で 1.9%、歳出で 4.4%それぞれ増加しております。  公共下水道は、矢作川流域下水道の矢作川浄化センターの完成によりまして、当市におきましても平成4年度から下水道が供用開始し、旧市街地、戸ケ崎、道光寺、平坂地区等において 441ヘクタールが使用できるようになりました。この地区の方々には排水設備工事の促進をお願いし、3月末現在 4,154件が接続をいただき1万 3,355人分が水洗化され、公共下水道を使用していただいております。  一方、工事は次期供用開始に向けて、平坂町、菅原町、緑町及び桜町周辺の約40ヘクタールの枝線管渠築造工事、西尾東部汚水幹線工事、亀沢汚水幹線工事、寺津南部汚水幹線工事、また雨水幹線として平坂雨水幹線の築造工事等を施工してまいりました。  それでは、決算状況についてご説明を申し上げます。  歳入総額は27億 1,939万 6,063円、歳出総額は27億 1,022万 8,255円、差し引き総額 916万 7,808円は平成10年度へ繰り越しすることになりました。  決算書事項別明細書、歳入の主なものについてご説明をいたします。 322ページをお開きください。  1款分担金及び負担金 9,963万 720円は、主に第2負担区から第7負担区の受益者負担金でございます。  2款使用料及び手数料1億 8,061万 470円は、下水道使用料及び下水道占用使用料でございます。  3款国庫支出金3億 8,760万円は、西尾東部汚水幹線第11工区、寺津南部汚水幹線、平坂雨水幹線、西尾西部・平坂処理分区内の枝線管渠築造工事及び汚水幹線の地質調査等委託、事務費で補助基本額7億 7,520万円の補助率2分の1の補助金でございます。  4款県支出金 4,600万円は、西尾西部処理分区、平坂処理分区内の枝線管渠築造工事で、補助基本額4億 6,000万円の補助率10分の1の補助金でございます。   324ページをお開きください。  5款繰入金9億 3,347万 3,000円は、一般会計からの繰入金でございます。  6款繰越金 7,265万 943円は、前年度からの繰越金でございます。  7款諸収入 2,763万 930円につきましては、1項延滞金、加算金及び過料、2項預金利子、3項雑入の 2,730万 1,441円の内訳は、消費税還付金 2,727万 4,783円と土木事業負担金の精算金2万 6,658円の合計でございます。  8款市債9億 7,180万円は、公共下水道事業債8億 2,700万円と、流域下水道債1億 680万円と、借換債 3,800万円でございます。  次に、歳出についてご説明をいたします。 328ページをお開きください。  1款1項下水道事業費は、1目一般管理費、2目下水道維持管理費、3目下水道建設費の合計で、支出済額は20億 9,810万 2,305円でございます。  1目一般管理費は1億 2,280万 4,806円で、その主なものを申し上げます。2節給料から4節共済費までは、職員14名分の人件費で1億 1,664万 4,162円でございます。7節賃金の53万 1,064円は、1名1年間の臨時職員賃金でございます。8節報償費1万 7,450円は、視察時の謝礼でございます。9節旅費49万 9,180円は、県内を初め東京等の出張旅費でございます。11節需用費 275万 7,029円は、消耗品費、燃料費、食糧費、印刷製本費、修繕料でございます。12節役務費18万 2,490円は、通信運搬費、手数料、保険料でございます。18節備品購入費 106万 4,661円の主なものは、自動車購入費でございます。   330ページをお開きください。  19節負担金、補助及び交付金 109万 5,570円は、日本下水道協会負担金21万 5,200円、日本下水道事業団運営負担金43万円、矢作川境川流域下水道推進協議会負担金23万 8,340円の各種負担金でございます。27節公課費1万 3,200円は、自動車重量税でございます。2目下水道維持管理費1億 6,710万 4,862円で、その主なものを申し上げます。7節賃金38万円は人夫賃でございます。9節旅費5万 1,490円は、名古屋等の出張旅費でございます。11節需用費 330万 6,148円は消耗品費、印刷製本費、光熱水費、修繕料でございます。12節役務費 191万 2,221円は通信運搬費、手数料、保険料でございます。13節委託料 1,671万 4,413円の主なものは、下水道使用料徴収管理システム 548万 8,848円、下水道台帳作成業務 918万 7,500円とマンホールポンプ保守点検業務委託等でございます。14節使用料及び賃借料5万 6,561円は、下水道使用料徴収管理システム機器借用代でございます。15節工事請負費 995万 9,092円は、管路補修工事でございます。16節原材料費29万 7,888円は、下水道補修工事用材料のアスファルト等でございます。19節負担金、補助及び交付金1億 3,442万 1,848円は、流域下水道維持管理負担金1億 3,382万 8,260円等でございます。3目下水道建設費18億 819万 2,637円は、成果説明書 183ページから 184ページで内容説明がしてありますので、参考としていただきたいと存じます。   332ページをお開きください。  8節報償費 774万 260円は、受益者負担金一括納付報償金でございます。13節委託料1億 299万 9,205円は、高畠雨水幹線の地質調査業務 1,168万 4,400円、寄住汚水幹線実施設計業務 1,302万円、特別環境保全公共下水道測量業務 1,365万円等の測量調査設計業務委託料1億96万 5,900円と、取付管承諾業務委託料 116万 3,064円等でございます。14節使用料及び賃借料23万 4,056円は、今川汚水幹線にかかる工事関連用用地借上料でございます。15節工事請負費14億 8,979万 4,475円は国庫補助事業で、西尾東部汚水幹線第11工区1億 9,950万円、寺津南部汚水幹線第2工区 7,770万円、今川汚水幹線第4工区 5,512万 5,000円、亀沢汚水幹線 7,560万円、平坂雨水幹線第2工区 9,607万 5,000円、西尾西部処理分区・平坂処理分区内の枝線管渠築造工事、延長で 2,638.6メートル、県費補助事業としては西尾西部処理分区、平坂処理分区内の枝線管渠築造工事、延長で 8,095.9メートル、市単独事業としては西尾東部・西尾西部平坂処理分区内の枝線管渠築造工事を延長 137.9メートル施工をいたしました。本年度施工いたしました枝線管渠延長は1万 872.4メートルでございます。16節原材料費45万 6,787円は、アスファルト合材等の購入でございます。19節負担金、補助及び交付金1億 2,896万 7,877円は、矢作川流域下水道事業負担金でございます。22節補償、補填及び賠償金 7,799万 9,977円は、各工事に関連して、主に上水道管移設、中部電力、NTTの電柱などの移設補償金でございます。  2款1項公債費6億 1,212万 5,950円は、昭和48年度から平成9年度までの公共下水道、流域下水道事業の借入額 106億 7,270万円に対する元金1億 7,702万 8,713円及び利子4億 3,509万 7,237円の返済金でございます。  3款1項1目予備費につきましては、充用はありませんでした。  以上、まことに簡単でございますが、決算の概要説明といたします。よろしく認定を賜りますようお願いを申し上げます。 60 ◯委員長岩瀬政明君) 説明は終わりました。ご質疑を願います。 61 ◯委員(広中利臣君) それでは、成果説明書の 179ページですけれども、平成9年度で40ヘクタールの面整備を行って、同時に西尾東部汚水幹線築造工事を行われ、市債も1年で9億 7,000万円余されまして、合計で市債も 100億円を超えました。国・県が許可してきて受け皿の西尾市の現在の財政力や職員の配置状況を見て、大変無理があるのではないかと思うんですが、その辺はどのように対応されていますか。  また、こういったことを職員が余りにも忙しすぎるわけですし、ときには認可がおりても断ることも必要なときがあるのではないかと思いますけれども、その辺はどのようにお考えになってみえるのか。  それからまた、計画面積自体も 497ヘクタールふえて大分広くなっているわけなんですけれども、その事情。国庫支出金3億 8,760万円と、県支出金 4,600万円、合計4億 3,360万円の助成があっても借金がふえていくわけですので、市債がふえていくということでどのようにお考えになってみえるのか、お尋ねをします。 62 ◯下水道課長 下水道の財政でございますが、国・県補助金と起債で主に賄っておりまして、借りては返すという方法で事業を進めております。事業を進めていく以上は、起債も毎年膨らむ傾向にございます。下水道の事業につきましては、水の浄化ということで大変生活の根幹といいますか、大切な事業でございまして、前向きに事業を進めていきたいと、こう思います。  それから、国の方へは第8次5カ年計画といったものを、これは全国的に出しているわけですが、こういったものを計画的にしまして整備率を上げていきますので、これを後退させるということはどうかと思います。  また、事業がなかなか多いわけで人員要望等はしておりますが、現在の職員で一生懸命頑張っております。 63 ◯委員(広中利臣君) ご努力されているのはわかっておりまして、こういう質疑をしたわけなんです。といいますのは、今年度 1,000万円の予算をつけていただいて、浸水地帯の調査を外部委託していただいたわけなんですね。これは職員の配置が余りにも大変すぎて、もう余裕がなくて、例えば決算書の 329ページの歳出、1款1項1目の一般管理費で、3節職員手当等の備考の中で、9の時間外勤務手当 460万 5,777円あるわけなんですけれども、そのほかにも自分で仕事を持っていって家でやってみえるのもかなりあるかなと私は思っているわけなんですけれども、そのほかにも当然時間外で相手先に伺ったりして出る時間もすごく多いわけなんですけれども、それがすべてこの時間外勤務の中に入ってないのではないかなというふうに私も思っております。いつも下水道課に行きますと感じるのは、非常に忙しそうにしてみえるということと、夜一番電気が遅くまでついているのではないかということですごく心配しているわけなんです。  問題は、今回その 1,000万円で予算をつけていただいた外部委託の方が調査に行かれるということで、最初は下水道課の方から電話があります。調査にまいりますのでご協力をお願いしますということで電話の了解を得て、それから外部委託の方がおみえになります。問題なのは、この浸水地帯の方が市は何をやっているんだということで、今調査しているのかということで、かえって不信感を持ってみえる方が多いわけなんですね。本当は市の職員が行かれて、河川改修を今一生懸命やっていますということで、そういう説明をされてから、さらにそれでも足りないので遊水池等の調査をするのにまいりましたということで、いろんなことをお聞きしながらやっていかないと、外部委託では根本的な浸水地帯の解決はできないというふうに思うわけなんですね。そういったことで心配していますので、これは要望で結構なんですけれども、断ることは本来ならもちろんいけないわけなんですけれども、今の職員配置では難しいというふうに思うわけなんですね。そういうことで今申し上げたわけなんですけれども、今後は、もちろんそういうふうで認可がおりたらどんどんやっていかれるということでいいと思うんですけれども、その辺の職員配置の関係、また仕事量をどのように消化されていくおつもりなのか、もう一度詳しく説明をしていただきたいと思います。 64 ◯委員長岩瀬政明君) この際、暫時休憩いたします。                        午後2時02分 休憩                        ─────────                        午後2時11分 再開 65 ◯委員長岩瀬政明君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を継続します。 66 ◯委員(広中利臣君) 次に、成果説明書 182ページ、1目2の下水道管理事務費でありますけれども、排水はすべて14号地でされまして、これは県の施設になるんですけれども、先ほど説明がありましたように市民の健康のためにこの下水が布設されているわけなんですけれども、逆に今この下水処理水が非常に世界的に問題になっておりまして、工業用洗剤等で化学反応を起こしまして環境ホルモン、いわゆる内分泌攪乱物質ができ上がるということが報告されております。この対策で、三河湾に流れ込みますので、魚が確実に内分泌攪乱物質によって変化をしているのではないかなというふうに思うわけですけれども、そういった影響を考えると、下水が認可されたらどんどんやっちゃうということもいかがなものかなということも思うわけなんですけれども、その辺のお考えと、また下水処理水、前に質問したときには全然利用する気がないとおっしゃっていましたけれども、だんだん自治体もこういったことの研究が始まっていまして、自然に戻すのに再利用して、自然な形の水にしてから戻すということを研究しているところがふえているんですけれども、その辺の研究をされたことがあるかどうかお伺いをしたいと思います。 67 ◯下水道課長 環境ホルモンをつくり出して魚の性ホルモンをばらすのではないかというご質疑でございますが、県では現在では考えてないということでございます。しかし、国では河川を中心に調査に乗り出したというふうに聞いております。河川の中でも処理場についても一、二点は調査の方向で進めているというふうに聞いております。  自然に戻すということでございますが、これも県では今すぐ三次処理までして放流するというふうに聞いておりますが、実験段階でございますが、現在矢作川浄化センターの中に空き地がございまして、そこへ自然の川をつくりまして放流水を一部そこへ放流して、ヨシとかそういったものを植えまして、どういうふうになるかというようなことを実験段階でやっていくというふうに聞いております。 68 ◯委員(広中利臣君) どうも、ありがとうございます。  1つ要望で、環境ホルモンについては川の調査を国が始めたということなんですけれども、うちの市の状況におきましては矢作川ではなく直接三河湾に流れるわけですね。川と同じような状況ですので、国の方にもこの西尾市の状況をお話して、ぜひとも要望していただきたいと思います。  続きまして、成果説明書 183ページ、1款3目下水道建設費の関係でございます。公共下水道の国費補助事業等の一覧があるわけなんですけれども、この中で亀沢汚水幹線の工事中に昨年9月浸水がありました。この工事の影響等がありましたらお聞かせ願いたいのと、それからNo.13に平坂雨水幹線第2工区の関係がございます。その下の方にもNo.5とNo.13と書いてあるんですけれども、この関連はどのような関連の工事なのか。一緒で、ただ補助金の関係でこういうふうに別にしてあるのかどうかということと、それからこの完成というか、今全部完成じゃないわけなんですけれども、浸水解消はどの程度の雨量に対応できるものとして考えられてみえるのか。  また、最終的には完成した段階でどの雨量に対応できると考えられているのか、お聞きをしたいと思います。 69 ◯下水道課長 第1点目の亀沢汚水幹線第3工区の工事に対しまして、昨年9月の浸水時に影響があったかというご質疑でございますが、大雨が原因で工事に影響があったということは聞いておりません。若干、施工者が困難を極めたということはあるかと思いますが。  それから、2点目の平坂雨水幹線第2工区の、成果説明書でいきますと 183ページ、国庫補助事業関係のNo.13と、それから 184ページの単独のNo.5、平坂雨水幹線第2工区との関連はどうかということでございますが、 183ページの分は国庫補助で補助対象としてやった工事でございます。補助対象はある程度規制がありますものですから、その枠を外れた分が 184ページの単独のNo.5で施工した仮設工とか、そういったものを単独で施工したものでございます。  それから、平坂雨水幹線について完成した暁にはどの程度の雨量に耐えれるかというご質疑だったと思いますが、時間当たり57ミリという設計で断面を決定しております。それで、上流部の分を流し込むことができますのは平成11年度の末にはやっていきたいと、こう思っております。 70 ◯委員(広中利臣君) 今ご説明いただいた、平成11年度末に流し込めるというふうに浸水地帯の方は心待ちにしてみえるわけなんですけれども、それでお尋ねしたいのは、今下流の方がそういうふうでできてきているわけなんですけれども、それは雨水が少しでも流れ込むようになっているのかというのと、それから浸水地帯の平坂町の奥天神の浸水の方たちはすごく不安を持ってみえるわけなんですけれども、上流地帯が非常にすり鉢状態で、その地帯から周りが見えるわけなんですね。自然の遊水池を果たしている田んぼや何かが埋まったり、開発がどんどん進みまして、先日のちょっとした雨でももう床下浸水という状況なんです。住民の方が一番不信に思ってみえるのは、1つはこんなに浸水がひどい、先ほどもご説明があったように雨水幹線をつくっていただいているということは十分知ってみえるわけなんですけれども、できてないのになぜ市は埋め立てを許可するのかということをすごく不信に思ってみえるわけなんですけれども、その辺のお考えはどのようなふうになっていますでしょうか。 71 ◯下水道課長 主に開発行為ということでございますが、これはうちの方にも合議は回ってきます。そのときに、もう少し開発事業をおくらせてほしいというような要望の中で書き込むというですか、そういうふうに指導をしていきたいと、こういうふうに思います。よろしくお願いします。 72 ◯市長 浸水地帯の関係でありますが、これは現地を私も見ておりますが、現地の状況から見ると、開発行為の関係はできるだけ今の客観情勢の中でおくらせるのではなくて、現状が難しい場合は市の方として何らかの対策を講じなければいけないじゃないかと、そういうことを思っておりますので、おくらせても結果的には同じなものですから、根本的なものを解決しなければ同じことになっちゃうもんですから、その辺のところを緊急に一遍検討させていただいて、業者の方にもよく説得をさせると、そうしないといつまでたってもその問題は解決できんということでありますので、私自身も二、三回行かせていただきましたけれども、あの現状を見ると、その周辺にまた埋め立てが行われるということになりますと、大変な問題になっちゃうなということを認識しておりますので、早急に一遍その辺を検討させていただきたいと、こんなふうに思っております。 73 ◯委員(広中利臣君) どうもありがとうございます。ぜひとも、よろしくお願いしたいと思います。  それでは、もう1点ですけれども、決算書の 330ページですけれども、1款1項2目下水道維持管理費、13節委託料の備考の下水道使用料徴収管理システム委託料 548万 8,848円と、6の検針業務委託料84万 6,315円の委託先、この業務内容と滞納繰越分があるわけなんですけれども、これを少しでも少なくする有効なことがありましたら説明をしていただきたいと思います。これからも下水がどんどんつながれていきますと、それに比例してふえていくというふうに思うわけなんですけれども、その辺はどのようにお考えになってみえるのか。  それから、もう1点、同じく 330ページの2目と3目で、下水道維持管理費と建設費、原材料費の説明があったわけなんですけれども、アスファルト等の原材料の仕入れというふうにおっしゃっていました。  ここでお尋ねしたいのは、どのようにして単価を決めてみえるのか。単価同調方式というんですか、一番安い単価で納入業者から購入するというシステムなのか、または西三八市の中で他市との比較で我が市の納入はどの金額というか、高さというか、位置づけはどれくらいですか、お尋ねをします。 74 ◯下水道課長 決算書 330ページの徴収管理システムの委託料ですが、これは主に口座振替、消し込み等、18項目程度あるんですが、これの委託料でございます。発注先は株式会社日本総研でございます。  それから、6の検針業務委託料、これは西三河南部水道企業団の方へ水道料と一緒に検針していただくということで、その委託料でございます。  滞納繰越分を少なくする有効な方法ということでございますが、委託について直接は滞納繰越分を少なくするというような手だてはないわけでございまして、滞納につきましては臨戸とか電話等、人海作戦というですか、何度か行って納付をお願いするということしかないと考えております。  それから、2点目の原材料でございますが、これは見積もり関係でございますが、大きな予算とかそういうもの等いろいろありますが、3から5ぐらい業者を選定しまして見積もりをとりまして、その中で一番安いところに納入してもらっているということでございます。西三八市というご指摘があったんですが、それぞれ納入条件、それから納入仕様というですかね、そういったものも違いますし、条件が違いますので、他市との比較はできないような感じで、他市にも聞きましたが、みんなそれぞれ同じような方法でやっているということでございます。 75 ◯委員(広中利臣君) 検針業務の委託先が水道企業団へお支払いになっているということで、滞納繰越がふえていく可能性があるということを先ほども言いましたんですけれども、水道企業団に検針を委託されているなら、滞納繰越をされている方は水道の場合は水道を切っちゃうということをされていると思うんですね。ですから、上下水道企業団というふうに提唱をこの前したばっかですので、まだその検討はされていないかと思うんですけれども、下水も水道を切っちゃうというのは非情かもわかりませんけれども、水道は切ればすぐにお金を払う、払えば水が出るということですぐに対応するわけなんですけれども、下水道についてはそういうことができないシステムだと思います。ですから、上下水道企業団というふうに提唱申し上げているんですけれども、その辺の連携をされていったらどうかと思うんですけれども、その辺のお考えと、それから単価を決める、これは談合になる可能性が非常に多いものですから、これも研究をここら辺はしていただきたいということは、これは要望します。 76 ◯下水道課長 確かにご指摘のとおり、水道と同じように元をとめるというふうにやっていけばいいということなんですが、よく知ってみえる方は下水道使用料を支払われない方の上水道をとめるということは、法的にこれはなかなか難しいと聞いております。ですから、この辺のところがありますが、現在のところ分けて徴収の方はやっているということでございまして、これからいろんなこうした広域的な機会がありましたら、またそういうことをよく検討していきたいと、こう思いますので、よろしくお願いします。 77 ◯委員(深津博也君) 1点お尋ねいたします。  成果説明書の 181ページの8款市債の中で、区分のところで下水道高資本費対策借換債とあります。 3,800万円ですね。これは高い起債を低利率の起債に切りかえるということだと思いますが、これによってどれぐらいの借換益があったか。  それと、借り換え条件についても合わせてお聞かせいただきたいと思います。 78 ◯下水道課長 これに対する借換益ですか、これは 1,307万 8,775円が利益になるという見込みでございます。  この借りる条件でございますが、供用開始から25年までの公共下水道事業であること、それから前々年度の有収水量の1立方メートル当たりの資本単価が 204円以上、それから使用料単価が 107円以上、利率が 7.5%以上という条件のものでございます。利率につきましては、今度 2.5%になったものでございます。 79 ◯委員(藤村喜代治君) 2点、歳入でお願いします。   323ページ、1款1項1目下水道事業費受益者負担金の問題でございますが、これには一括払いと分割払いがあると思いますが、その割合。そこで収入未済額が 499万円という内訳になっておりますが、その理由を教えていただきたいと思います。  もう1点、同じく 323ページ、2款1項1目1節下水道使用料で収入未済額95万 1,000円ありますが、その内訳と未済になった理由を簡単に教えていただきたいと思います。 80 ◯下水道課長 まず1点目でございますが、平成9年度分としましては 155件ありまして、現年分ということでございますが86万 997円、滞納繰越分が30件で9万37円、合計 185件の収入未済額95万 1,034円でございます。  一括と分割の割合でございますが、件数の割合でいきますと一括納付が44%でございます。  それから、収入未済額の内訳でございますが、現年度分が 279件 233万 8,530円、滞納繰越分が 346件 265万 9,110円、合計 625件で 499万 7,640円となるものでございます。  滞納理由としましては、主に一番多いのは義務者のルーズ、支払い意識の欠如等が多いわけですが、その他事業不振とか病気による生活苦、行政不満等の原因があります。 81 ◯委員(牧野勝子君) 成果説明書の 179ページのところに公共下水道の状況というのがございまして、表には行政人口ということで、西尾の 75.79平方キロメートルの中の人口が全部書いてございますので、下水に関して網羅的に知りたいのですが、公共下水と、つくしが丘の都市型下水と、農業集落排水と、単独の部分の面積とか戸数はわずかかもしれませんが、独立の浄化槽装置は、このおおよそ三つで言うと人口比率それぞれ幾つで、公共下水道事業が進んだのがどれだけで、つなぎ込んだのがどれだけか。つなぎ込んだのは63.4%と書いてあるので、これは公共下水道事業の方のつなぎ込んだ率かなと思うんですが、ほかのところも関連して出てくるんですが、例えばつくしが丘などが出てきませんので、網羅的に知りたいので、おわかりでしたらそれをお尋ねします。 82 ◯下水道課長 まず普及率でございますが、公共下水道は行政人口普及率でいきますと20.8%でございます。それから、農業集落排水も同じ行政人口でいきますと 4.2%、それからつくしが丘は区域の中では普及率としては 100%、全体を総合して公共下水道、農業集落排水、つくしが丘の整備したところを行政人口で割りますと27.1%となります。 83 ◯委員(牧野勝子君) 私の聞き方がまずかったかなと思いますが、まず公共下水が対応する人口というのは 2万 1,000人、5分の1ですね。これから普及していっても、これだけでいいわけですね。農業集落排水が対応する人口は、そしてつくしが丘が対応する人口は、まずそれはどれぐらいでしょう。とにかく、10万何人かをどこかが対応すると思いますので。 84 ◯下水道課長 公共下水道の接続人口ということでございますが、整備区域の人口でございますね、これは2万 1,081人。それから……。 85 ◯委員(牧野勝子君) 私が聞きたいと思っているのは、公共下水が対応する、今から進めていくにしても対応する人口ですね。例えば、市街化区域の中の人口ですね、それと農業集落排水がこれからも含めて対象にする面積、それとつくしが丘はもう完璧に済んだと思いますけれども、ここの面積。とにかく 75.79平方キロメートルを何かが対応して 100%にもっていくので、外枠が、今の構図がどうなっているかというのが知りたいんです。わからなかったら、また調べておいていただいてもいいですけどね。 86 ◯下水道課長 大変失礼しました。後で調べてご報告します。よろしくお願いします。 87 ◯委員(牧野勝子君) では、次の質疑をさせていただきます。  公共下水道に関し、一部負担金などの未済額も発表がございましたけれども、下水道の方の係でいただいた負担金の徴収猶予を見ておりますと、そのかかる土地が係争地であったり、あるいは災害によって負担金を納付することが困難であったり、市長が認めたところというのは猶予や減免の対象になりますね。条例にももちろん書いてございます。こういうものはこの中にはもともと外してあるんですか、そこをお尋ねします。 88 ◯下水道課長 当然、徴収可能な金額ということでございますので、今ご指摘のとおりでございます。 89 ◯委員(牧野勝子君) とりわけ市街化区域の中に持っている農地で大変な面積を持っていたりしますと、この負担額は膨大な金額になるわけですね。市長さんがそれを認めたときというのがありまして、それはないと困るわけですが、例えば一つの例をとりますと、5年以内は猶予するよと言っているんですが、また5年からまた5年申請をすると猶予になるということになりますと、猶予される側はありがたいことですけれども、一方、苦労して払っている方との差も出てきますので、ちょっとここでお尋ねをしておきたいのは、税の公平性から私は取り立てることばっかりを申し上げたくないんですけれども、こういうふうに猶予対象になっていらっしゃる世帯や数、今きっと出ていないと思うので、一度調べておいていただければありがたいと思います。  それから、あと1点、市民から出されている強い要望ですが、先ほど広中さんの方がお尋ねになったのとちょっと重複するかもしれません、私の聞き間違いかもしれませんが、下水道のつなぎ込みの工事をするときに、一応指定業者やいろいろ公表されて公平を保っておやりになっていると思うんですけれども、知立市で業者間で協定されて価格が一定以上につり上がったという事実もありまして、市民からするとこれだけ、私も見ていてもいろいろ測量費や何かが委託がきちんと出されていて根拠づけがされているので、管路布設が幾らだの、ボックス管を埋めるのが幾らだというような平均的な数値を市民にお示しになられると、市民がそういうことを評価するのに何かの指標がないかというふうに言われっ放しになっちゃうし、例えばやるかやらないかわからないのに見積もりを数社から取るというのは、市民の普通の方ではないわけですのでそういうご希望が強いんですが、そういうことについて考慮していらっしゃるかどうか、お尋ねをしたいと思います。 90 ◯下水道課長 個人のつなぎ込みは業者に依頼して、業者がうちの方へいろんな図面を持ってきて施工するというようなふうになっております。  今ご指摘の値段でございますが、標準的なものということでございますが、ある程度見積もりを個人が取られてやっていかれると思っております。どこが安いか、工事の発注方法と同じようなもので、うちが標準的といってもなかなか難しくあるわけでございまして、そういうふうにやっておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 91 ◯委員長岩瀬政明君) ほかに質疑もないようでありますから、これをもって質疑を終結いたします。  これより採決に入ります。  認定第4号は、原案どおり認定することに賛成の諸君の挙手を願います。    (賛成者 挙手)  挙手多数であります。よって、認定第4号は、原案のとおり認定することに決定いたしました。        ────────────○──────────── 92 ◯委員長岩瀬政明君) この際、暫時休憩いたします。                        午後2時50分 休憩                        ─────────                        午後3時00分 再開
    93 ◯委員長岩瀬政明君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  第4 認定第5号 平成9年度西尾市老人保健特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。  まず、本案についての総括的な意見を求めます。代表監査委員。 94 ◯代表監査委員 ただいま議題となりました認定第5号 平成9年度西尾市老人保健特別会計歳入歳出決算について、監査委員を代表して審査の結果をご報告いたします。  本特別会計の決算審査は、平成10年6月29日から同年8月7日までの期間に、決算書及び証書類その他政令で定める書類を関係諸帳簿と照合するとともに、担当課より参考資料の提示及び説明を聴取し、例月出納検査及び定期監査の結果をも参考にして審査を実施いたしましたが、本特別会計の決算書及び附属書類はいずれも関係法令に準じて作成されており、決算は正確であると認めました。  なお、急速に進む高齢化社会の中にあって、老人医療費は年々増加の一途をたどっており、今後も関係機関の協力を得ながら、医療費の適正化に努められるよう期待するものであります。  以上で報告を終わります。 95 ◯委員長岩瀬政明君) 次に、説明を求めます。福祉部長。 96 ◯福祉部長 ただいま議題となりました認定第5号 平成9年度西尾市老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について、事業概要のご説明を申し上げます。  本事業は、市民の老後における健康の保持と適切な医療を確保するための総合的な保健事業の一環として行うものであり、この会計では医療部門を担当し、健康指導等の事業は一般会計の中で行っております。  受給者は 9,072人で、これらの方々の保険診療による医療費をこの会計で支給するものであります。  歳入総額は、64億 1,684万 8,512円、歳出総額は、62億 7,625万 8,977円で、差し引き1億 4,058万 9,535円は、翌年度へ繰り越しをいたしました。  それでは、歳入から事項別明細書によりご説明申し上げます。  決算書の 346ページをごらんください。  まず、1款支払基金交付金41億 490万 3,249円は、医療費の総支給額の約70%相当額及び審査支払手数料分として社会保険診療報酬支払基金から交付されたものであります。  2款国庫支出金は、医療費の約20%相当額のほか、事務費の定額補助を合わせて13億 8,958万 413円であります。  3款県支出金3億 4,389万 1,203円は、医療費の約5%相当額となっております。  なお、支払基金、国庫、県費ともに、それぞれ医療費の何パーセント相当額と申し上げましたが、これは一定の基準による見込み交付でありまして、実績との差額は平成10年度で精算し、不足分は過年度交付金・負担金として、平成10年度に交付されることになります。   348ページ、4款繰入金4億 8,745万 2,000円は、一般会計からの繰り入れで、医療費の約5%相当額と一般管理費の人件費等であります。  5款繰越金 7,977万 9,794円は、平成8年度からの繰越金であります。  6款諸収入は預金利子、交通事故による第三者納付金及び返済返納金を合わせた 1,124万 1,853円であります。  以上、歳入合計は64億 1,684万 8,512円で、対前年度比 2.6%の増加となりました。  続きまして、歳出についてご説明を申し上げます。 350ページをごらんください。  1款総務費 3,151万 8,008円は、職員3人分の人件費と経常事務費などであります。  2款医療諸費の61億 6,022万 1,668円のうち、1項1目の医療給付費及び2目医療費支給費につきましては、成果説明書にてご説明をさせていただきますので、恐れ入りますが成果説明書の 189ページをごらんください。  2款医療諸費1項1目医療給付費の支給状況の表をごらんください。  平成9年度の費用額64億 5,350万 4,345円のうち、本人が支払いいたします一部負担金3億 7,856万 1,020円を差し引いた60億 7,494万 3,325円が本会計負担となり、対前年度比 1.5%の伸びとなっております。  これを1人当たりにしますと、医療費は71万 1,365円で、このうち本人負担が4万 1,728円で、残り66万 9,637円が本会計負担となります。   190ページ、2目医療費支給費の支給状況の表は、医療給付費以外のもので、補装具、柔道整復、はり、きゅう、付添看護料等、合計 6,618万 1,874円、対前年度比 7.7%の減少となっております。  再び決算書の方に戻っていただきまして、決算書の 352ページをごらんください。  2款1項3目審査支払手数料 1,909万 6,469円は、老人保健診療報酬明細書の審査機関への支払いでございます。  4款諸支出金の 8,451万 9,301円は、平成8年度老人医療費精算に伴う県への償還金及び一般会計への繰出金で、平成8年度医療費の市負担分の超過分並びに支払基金、国庫及び県費の交付率不足を一般会計で補てんした繰入金を返還するものであります。  以上、歳出合計は62億 7,625万 8,977円で、対前年度比 1.7%の増加となります。  以上、まことに簡単でございますが、平成9年度老人保健特別会計決算に関する説明を終わります。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 97 ◯委員長岩瀬政明君) 説明は終わりました。ご質疑を願います。 98 ◯委員(広中利臣君) 1点お尋ねをいたします。  成果説明書 189ページですけれども、1人当りの費用額、また、支給額が減ってきていますけれども、ここで、1人で最高の費用がかかった金額は幾らで、どのような状態か、お尋ねをしたいと思います。 99 ◯保険年金課長 成果説明書 189ページの関係ですが、1人当りの費用額は、平成9年度におきましては71万 1,365円。1件当りの支給額につきましては、3万 6,280円でございまして、前年度に比べますと1人当りにつきましては1万 540円の減であります。1件当りにつきましては、 3,300円の減。  1人で最高の医療費でございますが、平成9年度におきましては 1,419万 1,590円でありまして、病名につきましては、循環器系統の病気でございます。ちなみに、この方は、98日入院しておりまして、69日通院分で、合計 167日分でございます。 100 ◯委員(牧野勝子君) 1点だけ。先ほど国保の会計のところで、老健の方の発表があったので、そのことは除外いたしまして、医療費の負担が9月からふえまして、ちょうど半年、10月からが下半期になるんで、ちょっと違いますけれども、上半期と下半期で、この受給者数の掌握をしていらっしゃったら、ご報告いただきたいと思います。なければ、あとでいいです。 101 ◯保険年金課長 1人当りの費用額及び1件当りの支給額が、それぞれ減少となった理由でございますが、委員おっしゃるように、昨年9月から薬剤一部負担金の導入と、一部負担金の改正がございまして、その改正に伴う影響額を申し上げますと、受給者におきましては、平成9年度 9,072人、平成8年度 8,706人でございまして、 366人の増となります。率にいたしますと 4.2%の増であります。  それから、費用額におきましては、総額で申し上げますが、64億 5,350万 4,345円となりまして、前年度に比べますと、1億 6,860万 3,730円の増となります。率にいたしますと、 2.7%の増です。  それで、一部負担金につきましては、平成9年度3億 7,856万 1,020円でありまして、前年度に比べますと 7,902万 4,180円増であります。率にいたしますと26.4%。  支給額では、今年度が60億 7,494万 3,325円でありまして、昨年度の差が 8,957万 9,550円の増であります。対前年度比は 1.5%の増となります。  以上のように、費用額におきましては 2.7%の増でありますが、一部負担金の改正によりまして26.4%、それから、費用額におきましては 1.5%になりました。したがいまして、1人当り費用額及び1件当りの支給額は、前年度より減額となった結果となりました。  上期と下期に分けた表が、ちょっと作成してございませんので、お許しいただきたいと思います。 102 ◯委員長岩瀬政明君) ほかに質疑もないようでありますから、これをもって質疑を終結いたします。  これより採決に入ります。  認定第5号は、原案のとおり認定することに賛成の諸君の挙手を願います。    (賛成者 挙手)  挙手多数であります。よって、認定第5号は、原案のとおり認定することに決定いたしました。        ────────────○──────────── 103 ◯委員長岩瀬政明君) 第5 認定第6号 平成9年度西尾市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。  まず、本案についての総括的な意見を求めます。代表監査委員。 104 ◯代表監査委員 ただいま議題となりました認定第6号 平成9年度西尾市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について、監査委員を代表して審査の結果をご報告いたします。  本特別会計の決算審査は、平成10年6月29日から同年8月7日までの期間に、決算書及び証書類その他政令で定める書類を関係諸帳簿と照合するとともに、担当課より参考資料の提示及び説明を聴取し、例月出納検査などの結果を参考にして審査を実施しましたが、本特別会計の決算書及び附属書類はいずれも関係法令に準拠して作成されており、決算は正確であると認めました。  なお、歳出決算総額において、前年度より38%の減となっております。  今後とも、供用開始区域内の普及率の向上に努められますよう期待するものであります。  以上で報告を終わります。 105 ◯委員長岩瀬政明君) 次に説明を求めます。都市開発部長。 106 ◯都市開発部長 ただいま議題となりました認定第6号 平成9年度西尾市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について、ご説明申し上げます。  平成9年度の決算額は、決算審査意見書64ページにありますように、前年度に比較して歳入で36.9%、歳出で38.0%それぞれ減少しております。  近年は、農村の混住化の進展、生活水準の向上により、雑排水が増加し、農業用排水路の汚濁、排水施設の機能低下など、農業生産、生活環境両面に問題を起こすとともに、公共用水域の水質悪化の要因ともなっています。  本事業はこれを解消し、農村の水環境、河川、海等の公共用水域の水質を保全するため、昭和63年度から事業を進めてきております。  現在の全体面積は14地区で 464ヘクタールであります。平成9年度までには三和東部地区、駒場地区、室場中部地区、平原地区、室場南部地区の5地区が供用開始しており、排水区域人口は 4,249人、処理面積は 130ヘクタールとなっております。  平成9年度は、南中根地区の処理場建設工事、川崎地区の管路測量調査設計業務を行ってまいりました。また、福地西部地域につきましては、事業採択に向け計画調査を行ってまいりました。  それでは、決算状況についてご説明申し上げます。  歳入総額は5億 274万 843円、歳出総額は4億 8,151万 3,698円、差し引き 2,122万 7,145円は、平成10年度へ繰り越しすることとなりました。  決算書、事項別明細書、歳入の主なものについてご説明申し上げます。 364ページをお開きください。  1款分担金及び負担金 2,053万 8,624円は、南中根地区の管路工事費の15%相当額と新規加入者15戸分の分担金でございます。  2款使用料及び手数料 2,408万 394円は、三和東部地区初め5地区の接続者の使用料でございます。  3款県支出金2億 4,047万 2,000円は、南中根地区及び川崎地区の農業集落排水事業に対する補助金で、補助率国50%・県20%相当額の2億 1,447万 2,000円と、県50%相当額の土地改良費補助金 2,600万円でございます。  4款繰入金1億 2,355万 9,000円は、一般会計からの繰入金でございます。   366ページをお開き願います。  5款繰越金 1,984万 1,591円は、前年度からの繰越金でございます。  6款諸収入 304万 9,234円は、1項預金利子と2項雑入で、消費税還付金の合計でございます。  7款市債 7,120万円は、農業集落排水事業で借り入れたものでございます。  次に、歳出についてご説明をいたします。 368ページをお開きください。  1款1項農業集落排水事業費は、1目農業集落排水管理費と、2目農業集落排水建設費があり、支出済額は4億 3,072万 2,430円でございます。  1目農業集落排水管理費は 5,920万 1,627円で、その主なものを申し上げます。  2節給料から4節共済費までは、職員3名分の人件費で 1,599万 2,096円でございます。7節賃金9万 6,000円は、人夫賃でございます。9節旅費4万 4,700円は、名古屋等の出張旅費でございます。11節需用費 1,085万 5,419円は、印刷製本費、光熱水費でございます。12節の役務費 126万 9,355円は、通信運搬費、手数料、保険料でございます。13節委託料 1,940万 4,362円は、処理場維持管理費 1,837万 6,990円、徴収委託料、検針委託料でございます。15節工事請負費 659万 2,800円は、施設整備工事費等でございます。   370ページをお開きください。  18節備品購入費1万 8,722円は、作業服等貸与備品でございます。19節負担金、補助及び交付金 492万 8,173円は、愛知県土地改良事業団体連合会等への負担金でございます。  2目農業集落排水建設費は3億 7,152万 803円で、その概要を申し上げます。9節旅費9万 6,070円は、名古屋等の出張旅費でございます。11節需用費 122万 4,040円は、消耗品費、燃料費、印刷製本費でございます。13節委託料 8,938万 9,650円の主なものは、川崎地区管路施設測量調査設計業務等 8,174万 3,550円、南中根地区施設台帳作成業務 407万 1,900円、福地西部地区実施設計業務 357万 4,200円でございます。14節使用料及び賃借料 5,500円は、高速道路通行料でございます。15節工事請負費2億 7,761万 8,950円の主なものは、南中根地区管路布設工事等1億 1,086万 6,350円、南中根処理施設建設工事1億 6,675万 2,600円でございます。22節補償、補填及び賠償金 318万 6,593円は、南中根地区の管路布設工事に伴う上水道の移設補償金でございます。  2款1項公債費 5,079万 1,268円は、平成3年度から平成9年度までの農業集落排水事業の借入額10億 3,090万円に対する元金 1,146万 2,796円及び利子 3,932万 8,472円の返済金でございます。  3款1項1目予備費につきましては、充用はありませんでした。  以上、まことに簡単でございますが、決算の概要説明といたします。よろしくご認定を賜りますようお願いを申し上げます。 107 ◯委員長岩瀬政明君) 説明は終わりました。ご質疑を願います。 108 ◯委員(牧野勝子君) 1点だけお尋ねをしたいと思います。  初めの説明のところでもございましたが、分担金については、総事業費から測量試験費や処理施設に要する費用を除いて得た額に 100分の15を乗じるということで、それを世帯で割るとなりますと、密集したところでは、比較的、1世帯当たりが負担が低くなるかなと思います。この三和から室場までの世帯負担額は幾らになるでしょうか。 109 ◯下水道課長 現在、整備済みのところは5カ所ありまして、順番に申し上げますと、三和東部地区が、1戸当たりの分担金でございますが、約30万 5,000円、駒場地区が約28万 8,000円、室場中部地区が約33万 9,000円、それから、平原地区が約36万円、室場南部地区が約38万 5,000円ということでございます。 110 ◯委員(広中利臣君) 1点お尋ねをいたします。  成果説明書 196ページ、事業の状況の中で、南中根地区の2億 7,000万円余の完成する施設は、どれくらい進んでいて、経過状況はどれくらいで、そのうちコンサルタント会社に支払われる金額と、トータル全部で、そのコンサルタント会社に支払う金額は幾らですか。お尋ねします。 111 ◯下水道課長 南中根地区でございますが、処理場から全工事費で約 115億円程度見込んでおります。まだ終了してないので、はっきりしたことが言えないですが、そのうち、ご指摘のコンサルタントの分でございますが、主なものを入れますと、平成7年度が 4,868万 6,000円、平成8年度が 2,782万 6,000円、平成9年度が 602万 4,000円、平成10年度、平成11年度は、今のところ大きなものは予定しておりません。合計で 8,253万 6,000円でございます。  南中根がどの程度進んでいるかというご質疑でございますが、概算で60%終了しております。 112 ◯委員(牧野勝子君) さっきの数字を見て、1世帯当たりでは約10万円の差があるわけですが、こういうことは、よその地区と比べることがないと自覚はないかもしれませんけれども、これは何か、少し不公平だというふうな意見は聞こえてくるかなと思うんですが、それはないでしょうか。  それと、どこの市でもこういうふうになるかなと思うんですが、このギャップを埋めるようなことは、どこかでやっているかいないか、調べたことがあられるかどうか、お尋ねしたいと思います。  それと、もう1点ですが、この決算書の中身として、どこだということが申し上げられませんけれども、農業集落も公共下水も融資事業がありますけれども、なかなかこの融資が、保証人の財力なんかも調べるような要綱もありまして、実用になっているかどうかということを気にしているところですが、これは、利用されているかどうか。  その2点をお尋ねしたいと思います。
    113 ◯下水道課長 地区ごとの分担金の差でございますが、どうしても、その地区でそれだけの事業をやろうということで、集落が分散しているところ、してないところ、ありますものですから、こういう差が出るわけでございます。  よその市で、それをならす施策をやっておられるかということなんですが、そういう点は、ちょっと調査してないので、一度調査してみます。  それから、集落排水の資金のあっせんということで、件数でございますが、ちょっと資料を持っておりませんので、申しわけないですが、よろしくお願いします。 114 ◯委員長岩瀬政明君) ほかに質疑もないようでありますから、これをもって質疑を終結いたします。  これより採決に入ります。  認定第6号は、原案のとおり認定することに賛成の諸君の挙手を願います。    (賛成者 挙手)  挙手多数であります。よって、認定第6号は、原案のとおり認定することに決定いたしました。        ────────────○──────────── 115 ◯委員長岩瀬政明君) 第6 認定第7号 平成9年度西尾市病院事業会計決算の認定についてを議題といたします。  まず、本案についての総括的な意見を求めます。代表監査委員。 116 ◯代表監査委員 ただいま議題となりました認定第7号 平成9年度西尾市病院事業会計決算について、監査委員を代表して審査の結果をご報告いたします。  本事業会計の決算審査は、平成10年6月26日から同年8月7日までの間において審査に付された病院事業の決算諸表及び証書類その他関係法令に定める書類を関係諸帳簿と照合するとともに、担当職員の説明を聴取し、例月出納検査及び定期監査の結果をも参考にして審査を実施しましたが、本事業会計の決算諸表はいずれも関係法令に準拠して作成されており、その計数は正確であり、経営成績及び財政状況は適正に表示されているものと認めました。  審査の概要及び意見につきましては、病院事業会計決算審査意見書のとおりでありますが、本年度の業務実績は、前年度に比べて入院患者数で 4.1%、外来患者数で 0.9%それぞれ減少し、病床利用率では96.8%と前年度を 4.1ポイント下回る結果となりました。  次に、経営成績では、1億 2,000万円余の単年度純利益を計上することができましたが、昨年度までの累積欠損金を加えた当年度未処理欠損金は、6億 800万円余と大幅な赤字決算であり、この赤字解消のため、今後一層の経営努力を望むものであります。  また、平成5年度以後、毎年増加し続けてきた患者数及び病床利用率が、一転して減少に転じたことは、注目しなければならないところであります。  次に、病院移転改築時に購入した多くの医療機器の更新時期が既に到来しており、買い替え時期を迎えておりますが、これらの医療器械の更新については、医療技術の進歩に合わせ、さらに地域の基幹病院にふさわしい施設として積極的な整備を望むものであります。  また、本年度行政改革の一環として、事務職員の診療手当の廃止等に着手され、一定の成果が見られましたが、さらに他の特殊勤務手当の見直し等についても、積極的に取り組まれるよう希望するものであります。  今後の病院経営の見通しは大変厳しい状況にあり、今こそ病院経営の合理化を進めるときであり、こうした状況を踏まえ、病院経営の抜本的な改革と合理化を行い、経営基盤の強化を図るとともに、地域住民の医療サービスの向上と福祉の増進に寄与されますよう要望いたしまして、審査結果の報告を終わります。 117 ◯委員長岩瀬政明君) 次に説明を求めます。市民病院事務部長。 118 ◯市民病院事務部長 ただいま議題となりました認定第7号 平成9年度西尾市病院事業会計決算の認定について、提案理由の説明を申し上げます。  病院事業は、高齢化社会の到来、医療の専門化並びに疾病構造の変化に伴い、地域の中核病院として期待はますます増大しています。  こうした状況の中で、効率的な医療の提供、医療サービスの向上など、地域住民の要望に応えるよう努めてまいりました。  それでは、決算書の2ページをごらんください。  収益的収入及び支出は、収入が95億 4,583万 8,517円で、前年度対比で 2.3%の減収。一方、支出は、94億 2,476万 3,119円で 1.1%の減額となりました。  次に、4ページをごらんください。資本的収入及び支出では、収入は4億 8,679万 9,697円で、前年度対比 175.0%の増となりました。支出は6億 3,602万 8,385円で、前年度対比 138.2%の増で、これは建設改良費の工事請負費の増が主な要因であります。  なお、資本的収入額から翌年度繰越額にかかる財源充当額 1,001万 8,000円を控除した額と、資本的支出額との差し引き1億 5,924万 6,688円の不足額は、過年度分損益勘定留保資金1億 5,862万 7,618円及び当年度消費税資本的収支調整額61万 9,070円で補てんいたしました。  なお、企業債の償還金につきましては、20ページと21ページに明細書を添付しておきましたので、よろしくお願いいたします。  それでは、次に6ページをごらんください。損益計算書について、ご説明を申し上げます。  医業収益は、90億 9,381万 6,373円で、前年度対比は 2.0%の減となりました。  次に、医業費用は、88億 7,795万 7,254円で、前年度対比は 2.0%の減となり、差し引き2億 1,585万 9,119円の医業利益でありました。  次に医業外収益は、4億 4,046万 1,583円で、前年度対比は 8.0%の減となりました。これは、主に一般会計からの補助金並びにその他医業外収益の減額によるものであります。  医業外費用は、5億 3,586万 4,374円で、前年度対比は15.7%の増となり、差し引き 9,540万 2,791円の医業外損失であります。  以上、医業並びに医業外の経常利益は1億 2,045万 6,328円となり、特別利益及び特別損失はありませんので、差し引き1億 2,045万 6,328円の純利益、これは、当年度黒字となりました。  なお、前年度からの繰越欠損金が7億 2,859万 3,975円ございますので、当年度未処理欠損金、累積赤字でありますけれども、これは6億 813万 7,647円となりました。  次に、8ページをごらんください。剰余金計算書でございますが、欠損金の部では、当年度未処理欠損金は、6億 813万 7,647円で、これは前年度未処理欠損金から当年度の純利益を差し引きしたものでございます。  次に、資本剰余金の部では、受贈財産評価額、これは他から寄附を受けた財産であります。その当年度末残高は 2,425万 7,000円、国・県補助金の当年度末残高は、2億 4,483万 2,400円でございます。  次に、その他資本剰余金の当年度末残高は、53億 4,941万 1,242円でございます。  翌年度繰越資本剰余金の総額は、56億 1,850万 642円となりました。  次に、9ページをごらんください。欠損金処理計算書でございますが、これは当年度未処理欠損金が6億 813万 7,647円でありますが、当年度欠損金処理額はございませんので、全額翌年度へ繰越処理するものでございます。  次に、10ページをごらんください。貸借対照表でございますが、資産の部では有形固定資産が土地、建物、構築物、器械及び備品、車両、建設仮勘定の合計92億 3,900万 4,352円でございます。無形固定資産は、電話加入権の 296万 1,043円でございます。投資は長期貸付金の 2,211万円で、これは看護婦の修学資金貸付金でございます。その他投資として 235万 6,807円で、固定資産合計は、92億 6,643万 2,202円でございます。  なお、この固定資産につきましては、20ページと21ページに明細書を添付しておきますので、よろしくお願いいたします。  次の流動資産は、現金預金、未収金、貯蔵品、その他流動資産、合わせて39億 9,169万 9,956円であります。  次に、11ページをごらんください。繰延勘定の 1,684万円は控除対象外消費税額で、資産合計は 132億 7,497万 2,158円となりました。  次に負債の部では、固定負債の退職給与引当金、修繕引当金、流動負債の未払金、その他流動負債で、負債合計は9億 2,763万 3,228円となりました。  資本の部では、自己資本金が11億 9,706万 7,756円、借入資本金61億 3,990万 8,179円で、資本金合計73億 3,697万 5,935円でございます。  剰余金では、資本剰余金といたしまして受贈財産評価額、国・県補助金、その他資本剰余金で、合計56億 1,850万 642円でございます。  次に、12ページをごらんください。欠損金は、当年度未処理欠損金が6億 813万 7,647円となり、負債資本合計は 132億 7,497万 2,158円となりました。  次に、14ページをごらんください。収益費用明細書につきまして説明を申し上げます。  病院事業収益は95億 3,427万 7,956円で、このうち医業収益は90億 9,381万 6,373円でございます。この内訳は、入院収益48億 4,295万 4,496円、外来収益40億 8,344万 4,227円、その他医業収益1億 6,741万 7,650円でございます。  次に、医業外収益は4億 4,046万 1,583円で、これは預金利息、一般会計からの補助金、負担金、国・県補助金等でございます。  次に、15ページをごらんください。病院事業費用は、94億 1,382万 1,628円で、このうち医業費用は88億 7,795万 7,254円でございます。この内容は、医師を初め、 441名の職員給与費45億 7,127万 3,066円であります。  次に、16ページの材料費は、29億 3,932万 3,722円、これは薬品費等でございます。  経費は、10億 7,270万 5,184円で、主なものは光熱水費1億 658万 2,019円、修繕費、これは施設や医療器械などであります。これが 5,848万 5,940円。賃借料、これは、リネン類、コンピューター、基準寝具などであります。これが、1億 5,163万 1,899円。次に委託料、これは、受付業務、建築設備の総合管理業務、病理検査業務などであります。これが6億 2,569万 1,631円であります。  次に、減価償却費は2億 7,768万 7,735円で、建物、器械備品等を定額法で減価償却したものであります。  次に、17ページをごらんください。資産減耗費 283万 2,607円は、廃棄した固定資産の除却費等でございます。  研究研修費 1,413万 4,940円は、医学図書の購入、医師等の学会への出張旅費等でございます。  医業外費用は、5億 3,586万 4,374円で、企業債利息3億 941万 1,383円、繰延勘定償却に 842万円、雑損失の2億 1,803万 2,991円でございます。  次に、18ページをごらんください。資本的収入支出明細書についてご説明申し上げます。  資本的収入は、4億 8,679万 8,840円で、これは企業債借入金、一般会計負担金が主なものでございます。  次に、資本的支出の総額は、6億 1,361万 5,407円でございます。このうち建設改良費の工事請負費は1億 6,993万 6,390円で、自転車置場・焼却炉関連工事及び外来診療棟増築関連工事等でございます。  器械備品購入費2億 3,425万 346円は、診療及び検査機能の充実を図るための医療機器の購入費であります。  企業債償還金1億 6,012万 6,867円は、企業債元金の償還金であります。  投資の長期貸付金 504万円は、看護学生15名分の修学資金貸付金でございます。  その他投資の18万 9,000円は借り受け医師公舎1戸分の敷金でございます。  続きまして、病院の業務量につきましてご説明申し上げます。29ページをごらんください。  中段のところですけれども、入院延患者数は、14万 8,355人、一日平均 406人、外来延患者数は41万 1,849人、一日平均 1,681人。これを前年度と比較しますと、入院患者数は 4.1%の減、外来患者数は 0.9%の減、また病床利用率は96.8%で、前年度を下回る結果となりました。  以上で提案理由の説明とさせていただきます。よろしくご審議の上、認定を賜りますようお願い申し上げます。 119 ◯委員長岩瀬政明君) この際、暫時休憩いたします。                        午後3時54分 休憩                        ─────────                        午後4時05分 再開 120 ◯委員長岩瀬政明君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  説明は終わりました。ご質疑を願います。 121 ◯委員(河合良介君) じゃあ患者にかわりまして質疑いたします。  まず第1点は、決算審査意見書の 110ページ、また決算書の29ページですが、先ほども説明がございました3の業務のところでございますけれども、取扱患者延数が前年度と比較して、入院・外来とも減少してきた。また、平成5年度以後4年間にわたってずっと上昇してきた患者数や病床利用率が本年度になって前年を下回ってきましたけれども、これについては、監査の方から意見書の中にも、末尾に、前年度を下回る結果となったことは特筆すべきことであるということで、非常に心配をしているようでございますけれども、この辺については、病院が利益を上げるための何か対策を講じてこうなったのか、それとも、患者数が、近隣の公立病院との併合性がありまして減ってきたのか、その辺のことを、ちょっと詳しくご報告を願いたいと思います。  2点目といたしまして、決算書の10ページになりますけれども、貸借対照表の流動資産の未収金のことでございますけれども、このことについては、事務部長も飛ばされまして、数字は言わなかったけれども、いいところは言われるけれども、悪いところはなかなか言いにくいわけでございまして、ここの未収金が、16億 8,978万 8,633円と非常に大きい数字が出ておりまして、この内訳の中の患者負担分の未収金が、どのぐらいの回収率が行われているのかということも聞きたいと思うんですが、きょうは特に、国保から、すべてのことについて、未収金の問題が出てきまして、どうしてもここに目が行ってしまうような関係でございまして、一般とは違いまして患者でございますので、どのように未収金を回収しているとか、この辺について、相手が患者だけに心配する点もございますので、詳しく説明をしていただきたいと思います。  たくさんある中で、2点に絞っておきます。よろしくお願いします。 122 ◯市民病院医事課長 まず、患者数の減少につきましては、気候だとか季節、流行性疾患などにより大きく左右されますので、特に明確に理由を言うことは困難となっております。ただ、入院患者の減少につきましては、手術患者の件数が大幅に減っておりますので、その辺で患者数が減ったものと思っております。  また、外来患者につきましては、9月からの一部負担金、社会保険本人の2割負担の引き上げ、外来薬剤の一部負担金等、また小児疾患による患者数の減少によるものと考えております。  次に、患者負担分の未収金につきましては、平成4年度から平成9年度分までで 4,165万 390円となっております。また、回収率につきましては、平成3年度から平成8年度までの回収率につきましては27.5%となっております。  次に、回収方法につきましては、1週間後に電話、1月後にもう一度電話して、さらに1月後、あと年末とお盆に手紙で催促をしております。  それと、未収につきましては、前回未収がありますと、コンピューターの方で自動的に次の診療があった場合につきまして、未収の欄で、幾ら未収があるという表示などをして、徴収の方に努めております。 123 ◯委員(河合良介君) 最初の問題でございますけれども、患者数が減ったということも聞きましたけども、いろいろと細部にわたっては、医療費の一部負担だとか、いろいろなものが患者に対してふえてきましたけれども、それについては、一般企業も一緒でございますけれども、病院経営も非常に苦しいと思いますけれども、これについては、近隣の公立病院、例えば更生病院だとか岡崎だとか碧南だとか、そういう西三八市内にある公立病院の調査されたものは資料がありますかどうか。同じような結果が出るじゃないかと思いますけれども、その辺もし調べてあったならば、お聞かせ願いたいと思います。  それから、第2点で回収率でございますけれども、先ほどから国保だとか、いろいろと回収率のことがありましたけれども、電話等だとか、いろいろな面については、今、27.5%の回収率ということもおっしゃいましたけれども、相手が患者だけに、問診だとか電話だとかいうことで回答を得ておられると思いますが、患者が患者だけに、コンピューターに入っていて、次のときということになりますと、非常にまた負担も大きいと思いますけれども、その辺の患者の生の声は、どういうふうに事務局として把握してみえるか。また、現場としてどういうようなものを、滞納についてはぶつけてきているか。その点をこの問題については質疑いたしたいと思いますので、お願いいたします。 124 ◯市民病院医事課長 未収金の方につきましては、一般的に患者さんと直接話をしますと、生活困窮者が大半であります。特に、自費保険につきまして未払いになっている部分というのが約50%を占めております。患者さんには、分割などの方法もとるように、また、高額医療の申請をするなど話をして、未収金を防いでいるような状況であります。 125 ◯市民病院管理課長 近隣の公立病院の患者数の状況でございますが、まず、近いところでいきますと、碧南市民病院ですが、平成8年度と平成9年度と比較いたしまして、入院患者数は、碧南が 102%です。1日平均入院患者数も 102%になっております。それから、半田市民病院ですが、こちらが 101%。1日平均患者数は 100%です。それから、高浜市民病院ですが、こちらは、入院患者数が98.1%、1日平均患者数は98.8%。岡崎市民病院ですが、入院患者数が 101.2%、1日平均入院患者数も 101.2%になっております。それから、蒲郡ですが、ここが入院患者数が 102.4%、1日平均入院患者数は 102.4%でございます。  次に、外来患者数ですが、蒲郡が98.3%、岡崎市民病院が 101.2%、1日平均外来患者数では、岡崎が 111.6%、蒲郡が99.1%です。それから、高浜ですが、外来患者数が95.9%、1日平均外来患者数は95.8%です。半田市民病院ですが、外来患者数が90.7%、1日平均外来患者数が90.8%。碧南市民病院が、外来患者数 108.2%、1日平均外来患者数は 108.2%となっております。 126 ◯委員(河合良介君) 今の第1の問題については、非常に細かくご説明してくださいましたので、ありがとうございました。  どこの病院も似たようなことでございまして、先ほどご説明がございましたとおり、総体的に医療費の一部負担金だとか、そういうものについては同じだと思いますけれども、なるべく多くの患者が安心して、一人でも多く来ていただけるように努力していただきたいと、これはお願いしておきます。  第2点でございますけれども、回収率の点についても払えない人たちもみえるので、一般の、悪質ではないと思いますけれども、病院へ今後、患者がきますとコンピューターに入っていて、診察券を出されても、すぐに、普通のところと違いまして、よくわかりますので、それだけに、患者でございますので、その辺は現場でそれを徴収するということはは難しいと思いますが、なるべく患者との対話の中で、うまく徴収に努めていただきたいと、これも努力をお願いしておきまして、私の質疑を終わります。ありがとうございました。 127 ◯委員(松崎秀実君) 今の河合さんの質疑に対して、ちょっと関連がありますので、1点だけお願いいたします。  今の入院者、外来者の減の中で決算審査意見書の 111ページに、特に小児科と外科が 3,700人、 3,400人と、入院と外来が減っているんですけれども、この二つが大きく減っている、何か意味があるのか。 128 ◯市民病院医事課長 特に、小児科、耳鼻科というふうな感覚でいきますと、小児疾患ということで、かなり流行性のものが減っているというふうにとっております。  それと、少子化ということで、年々、15歳までの患者の比率というのが下がってきております。その辺が原因ではないかと思っております。 129 ◯委員(松崎秀実君) 大体のことはわかりましたけれども、小児科、外科、特に外科の場合は、機器が老朽化しただとか、先生が変わられたとか、そういった原因はなかったですか。 130 ◯市民病院医事課長 その辺も多少あるというふうには考えております。 131 ◯委員(吉田美野留君) 決算書19ページの器械備品購入費のところで、金額を云々するというではなくて、西尾の市民病院の場合は、高度な器械を買うので、その購入する場合の何か組織というか、これはありますかね。この間、隣の市の病院でも医者が大きな新聞記事になったようなのがあるので、大学病院はちょっと性格が違うですが、同じ市民病院で、こういうことがあったので、西尾の場合は、どういうふうにして新しい器械を購入する場合の、何か組織づくりというもの、そういうものがありますか。 132 ◯市民病院管理課長 医療器械の購入につきましては、例年、9月ごろなんですけれども、翌年度購入器械について、各科より購入の希望機器を調査いたします。その調査表に基づきまして、医療器械購入委員会というのがありまして、そこで必要性、経済性等、慎重に検討いたしまして、予算等、総合的に判断いたしまして、購入基準を決定いたしまして、その医療器械購入委員会の委員長であります、副院長を経て院長決裁によって決定をいたしております。
    133 ◯委員(広中利臣君) 1点、お願いをいたします。  経営成績につきましては、ここ3年間連続で黒字を出していただきまして、院長初め職員の皆さんの努力に感謝申し上げたいと思います。  全国でも、公立病院で黒字を出している病院は、非常に少ないというふうに聞いておりますので、遠方からも視察がみえるぐらいに努力されているということを、今後も続けていただきたいと思います。  それで、決算審査意見書の 128ページにあります支払利息及び企業債取扱諸費が減っております。人件費も節約されてみえるようですし、これからは経費節減をしていくしかないであろうというふうに思うわけですので、この減ってきている理由を、もう少し詳しく説明をしていただきたいと思います。 134 ◯市民病院管理課長 病院事業費用が98.9%ということで、前年度より 1.1%減少しているわけですが、この主な理由といたしましては、材料費の減が92.9%。これにつきましては、患者数の減によるということもあると思うんですが、材料費の減の主なものにつきましては、薬品費が91.4%、給食材料費が99.2%、医療消耗備品といいまして、20万円未満で耐用年数1年以上の診療の用具なんですが、これが67.6%ということで、経費の節減を図ったということと、患者数の減少というふうに見ております。  それから、経費でございますが、99.5%ということで、こちらの方で節約をしましたものは、消耗備品費、1万円から20万円未満のものでございますが、94.6%、それから、光熱水費、これが96.8%、燃料費が87.2%、燃料費につきましては、価格の変動が激しいということで、昨年は2カ月ごとに指名の見積もりといいましょうか、それで購入をいたしております。それから、食糧費が17.5%、そういうところで、経費の節減を図ってまいりました。 135 ◯委員(牧野勝子君) 少しお尋ねします。  初めに、決算審査意見書の 111ページのところに、患者数が出ておりまして、実は、麻酔科というのが、条例が制定されて新設されたというふうに思うんですが、麻酔は当然のことに、麻酔単独でことが終わるということは多分ないと思うので、いろんな手術に絡んで患者が発生すると思うんですが、これまで麻酔科がなくって、新設されたときに、こういうものが単独でなぜいるのかなあというような思いがあったわけですが、たまたまここに、麻酔科は単独患者はないということですので、事情はわかるんですが、こういうものが新設をされるに至った事情をお尋ねをします。実際には、麻酔をかけて、いろいろな手術をやっていらっしゃると思いますけども。  それと、先ほどからずっとこだわっておりますが、この平成9年度でいうと、9月からの患者数は、ほかの月と比べて落ち込んだであろうということが推測ができます。入院・外来別に、9月以後と9月以前ですね、教えていただければありがたいです。  それから、決算審査意見書の 115ページのところの一番下の表から4段ぐらい上のところに、医業外収益の減額した要因に、有料駐車場収入で減ったと書いてありまして、これは、30分だったのが1時間になったことの影響額も出ているかなあと思いますが、駐車場の、ここにかかる歳入と歳出、そして決算でどうなったか、お尋ねをしたいと思います。  それから、減収したこの金額、1時間につき 100円ですので、単純にこの数字を 100円で割り戻すと、1時間単価の延べの台数が出てきてしまいますが、そういう計算で、本来ですと30分で有料だった人が、いささかは無料ですんだという台数が、これから割り戻して出てきていいものかどうか。その辺の見解をお尋ねします。  それから、診療にかかわらない職員さんの診療手当について、給料の改善がされておりますが、医療職にこと関しましては大変複雑な要素があることは承知をしておりまして、今、本俸は低目に抑えられていて、診療手当が厚めになっていて、現役でいらっしゃるときに受け取られるそういう賃金が、どっちかというと多くて、退職後にわたってはね返っていく賃金が、低目にね、結局、本俸が少ないものですから、そういう体系になっているように思いますが、そういう内容も含めて、他の診療手当をもらっていらっしゃる皆さんとの整合性も合わせ、医療職の、とりわけお医者様の給料体系について、整備の準備を今やっていらっしゃるということですが、およそどのあたりでそれが決着がつくのか、その見通しなどありましたら、教えてください。 136 ◯市民病院管理課長 まず、麻酔科の件でございますが、0ということで、どうしてこういうことかということだと思いますが、この辺の事情ということですが、まず、麻酔科は、標榜しておりますが、医師がおりません。この条例改正をするときに、部会でも説明をさせていただきましたけれども、標榜することによって、大学の方から麻酔医を派遣しやすくなるというふうに聞いておりますので、標榜をさせていただきました。  今回、平成9年度と平成10年度、継続事業で増築工事をさせていただきましたけれども、その中にペインクリニック、末期患者さんの痛みを和らげるということで、麻酔科の医師が担当するようになりますので、ペインクリニックの部屋はつくってあります。そういう意味で、麻酔科は標榜しておりまして、現在のところ患者数は0ということですので、よろしくご理解いただきたいと思います。  それから、有料駐車場ですが、今年度につきましては、収入が 1,631万 2,500円です。支出が 2,574万 7,237円で、 943万 4,737円の赤字になっております。この支出の内訳ですが、消耗品が、磁気駐車券等で約 399万円、それから、修理費で、精算機の修理ですが、これが約26万 7,000円です。それから、システムのリース料がおよそ 1,011万円。それから、委託料としまして、保守点検、管理、検印業務等で約 1,069万 7,000円です。工事費として、ゲート工事、約68万 3,000円になっております。  これを、1日平均の収入で 365日で割りますと、約1日4万 4,700円になりまして、1日平均利用台数が 2,500台ということになっておりますので、この 2,500台が全部 100円、有料としますと、1日25万円の収入になるわけなんですが、現在のところ、割り戻しますと、25万円から4万 4,700円を引きますと、20万 5,300円分少ないということで、これを 100円で割りますと、苦しいところですけども 2,053台は無料ということで、 2,500台のうち 2,053台ぐらいは無料じゃないかというふうに考えておりますけれども。それしかちょっと出しようがないものですから、その辺でお願いしたいと思います。 137 ◯市民病院医事課長 先ほどありました薬剤費負担導入による患者数の入院と外来の動向ですけれども、まず9月分の外来につきましては、3万 3,361人。10月、3万 6,734人。11月、3万 354人。12月、3万 4,887人。1月、3万 2,115人。2月、3万 2,710人。3月、3万 6,111人となっております。  次に、入院患者につきましては、9月、1万 1,770人。これは延べです。それから、10月、1万 2,745人。11月、1万 2,429人。12月、1万 1,772人。1月、1万 2,178人。2月、1万 2,054人。3月、1万 2,776人となっております。 138 ◯委員(牧野勝子君) そうしますと、今の9月から後期の分を教えていただいたんですが、これは平均すると後期平均が出ますが、前期の平均が一つ出ていればわかりますけど、わかりますかしら。入院と外来と。 139 ◯市民病院医事課長 代表的なところということで、7月が、外来につきましては3万 6,660人、入院につきましては1万 2,858人となっております。 140 ◯市民病院事務部長 病院の医療職の診療手当と医者の給料の整合性ですけれども、診療手当については、病院としては、過去、昭和58年と平成4年の2回実施しているわけです。その中で、平成4年のときに行った手当の改正は、非常に明確にできておりまして、人数がふえればふえるほど、診療手当が減っていくというような現状になっているのが実情であります。その中で、行政改革が行われまして、医者と何回も話をいたしまして、現在は、平成11年4月を目標にして、一つ一つクリアをしていると、そういう段階であります。  それから、医者の給料はたしかに公立病院においては、本俸は下から2番目に低いという実情があるわけです。これは、生涯賃金に影響してくるというようなことから、この改正も、医者から事実出ております。しかし、現状、行政改革をやっているなかですので、もう少し情勢を見て、あるいはやるならやるで、もう少し調査研究をして実施をしていきたいというふうに思っております。今すぐということは考えておりません。 141 ◯委員(牧野勝子君) それでは、これで終わりたいと思いますが、今、医者の賃金、給与について、下から2番目とおっしゃいましたけれども、これは、愛知県下でいえば21公立病院があると思いますが、西三河の中なのか、県下であるか。  それと、ついでに、駐車場の方も、たしか21公立病院中、7病院ぐらいが有料になっていたと思うんですが、その数字を掌握していらっしゃったら、ご報告ください。 142 ◯市民病院事務部長 医者の給与が低いと言ったのは、県下公立病院21の中でということであります。 143 ◯市民病院管理課長 県下の公立病院の駐車場の関係の資料を、ちょっと持っておりませんので、申しわけございません。 144 ◯委員長岩瀬政明君) ほかに質疑もないようでありますから、これをもって質疑を終結いたします。  これより採決に入ります。  認定第7号は、原案のとおり認定することに賛成の諸君の挙手を願います。    (賛成者 挙手)  挙手多数であります。よって、認定第7号は、原案のとおり認定することに決定いたしました。        ────────────○──────────── 145 ◯委員長岩瀬政明君) 以上をもちまして、本委員会に付託されました案件の審査は全部終了いたしました。これをもって委員会を閉会いたします。 発言が指定されていません。 西尾市議会 ↑ ページの先頭へ...